さりげなさ
- はな
- 1月21日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「どんぐり!」「硬い硬い!」と言いながら、どうやら殻を剥きたがっていたYくん。

しばらくすると・・・
「踏む!踏む!」と言って、地面にどんぐりを転がして踏み始めた。
実はその前にも同じようにどんぐりの殻を剥きたくて、ずんずんに「あけて」とお願いしたそうだ。
その後言葉を教えてもらって「むいて」とお願いしたそうだ。
踏んで割るのは、そのときにずんずんがやってみせてくれた方法だったのだ。
アウトプットの早いことに驚きだ。

最近、Yくんの言葉が溢れ出している。
「むく」とか、「硬い」、「踏む」など、動詞や形容詞も
実践を伴いながら反復しているから、習得が早いんだ。
Yくんを見ていると、言葉を学びたくて仕方ない!学ぶことが楽しい!という風に見えるなあ。
こちらは曇り顔のYちゃん。

大好きなMちゃんと遊びたかったのだが、断られてしまった。
「今はIと遊んでいるからだめなの」とのことだ。

そんな一連の流れを見ていたIちゃんが、Yちゃんの近くに来た。
「(Mちゃんと)一緒がいいよね。今日はあったかくていいねえ。」と言いながら。笑

断られて「もういい!」と怒っていたYちゃんだったけれど、
Iちゃんの声かけがあって、次に進むことができた。
Iちゃんのさりげない優しさが心に沁みるんだろうなあ。
Sくんが、泣いているFくんを心配してくれていた。
声はかけずとも、表情が物語っている。

「Sも2歳のとき、マミーって泣いてたよね。」と聞くと、
「うん。」と答えたSくん。
「覚えてる?」と聞くと、「うん。」とこの表情。

泣いているFくんを見ながら、その時の自分を思い出して重ねているように見えた。
その寂しさや辛さが分かるんだね。
小屋に入ってからは落ち着いて泣き止んでいたFくんを見て、Sくんが突然ぽつりと呟いた。(この写真は寝落ちの場面・・・♡)
「この子、泣いてないよ。よくなった。」と。

やっぱりSくんはずっと気にかけてくれていたんだね。
朝の会の時には、帽子をかぶっていなかったFくんに対して
SKくんが被せてあげると・・・

仕上げのゴムはHくんがやってくれた。
見事な連携プレーだ✨

子どもたちがさりげなく見せる優しさに、
子どもたちの本心が現れているのだと見ていて思う。

誰かに認められたい、褒められたい
と思っての行動は、なんとなく見ていて分かってしまう。
心からの行動をたくさん見せてくれてありがとう、こまめっ子たち!

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