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つくりあげる

更新日:2024年10月3日

こんにちは。


まもなくこまめ歴5年を迎える娘の母、のりのりです。


みんなでとても素敵な会を開くことができたので、成長日記に寄稿することを思いつきました。


いつもはスタッフが書くこの成長日記。ドキドキです(笑)。



雨予報もなんのその。


秋風が気持ちいいこまめ日和の日曜日。


「流しそうめん&ピザ焼きの会」が保護者有志の企画として実現しました!

始まりは、酷暑が続くさなかの I ちゃんママの一言。

「流しそうめんやってみたいねー。」


早速、全体LINEで有志を募り11名で作戦会議。


「場所は?」 


「危険箇所は?」 


「駐車場は?」


「費用は?」


「竹切るところからだよね?」 


「ピザ窯あるなら、ピザやっちゃう?」 


「えっ! 手作りで生地からつくれるの?」 


「マシュマロもやったら、子どもたち喜ぶよね?」


場所は、桃沢野外活動センターで決まり。

参加者募集を始めると、なんとおよそ80名もの参加希望が集まって。


「うん? これすごい一大イベントになるんじゃない?」


終わった後だから言いますけど…

と当日を振り返った I ちゃんママ。


「途中から企画会社の社員と言い聞かせながらやっておりました(汗)。」

なんて言っていたっけ(笑)。


本当に細部に渡るまで気づいては自ら動き、皆に呼びかけてくれた総リーダー。

ありがとう!


それにしても、当日が近づくにつれて

保護者有志のグループLINEにはどれだけのやりとりが飛び交ったことか。


人それぞれ

持っているものは違う。


能力も 経験も。

日々の生活や 家族のかたちも。


でも、それを持ち寄り、大人も何かを一緒に作り上げるっていつ以来のことだろう。


子育て期にそんな経験ができるって、とても貴重なこと。


それが次に巡ってくる自分の新しい季節の中で、何とつながっていくのだろう。


そんな真面目なことが頭の中をかすめた、こまめ日和の一日。



おまたせしました!

では、当日のハイライトをご紹介。


こちらの3人娘の開会宣言で

はじまり はじまり(笑)。

「えー! 竹切るところからやったんですか?」


そうなんです。


流しそうめんの竹は、一週間前にこまめの活動場所である愛鷹運動公園から許可を頂き、有志で切り出しました。

その数7本。


 竹取りリーダーは、Mちゃんパパ。

切り出し → 保管 → 組み立て → 流して食べる


当日ここに至るまで、どれだけ試行錯誤を繰り返してくれたことでしょう。


昨年度までお世話になったともちゃん先生も、参戦して下さいました。


当日は、竹にうっすら黒斑が出現したり、


重さに耐えきれず、結局準備していた竹の支えが使えなかったりもした。


流れてきた水を受け止めるバケツはすぐ満杯になってしまうし、次々と課題が。


しかし、これぞ文殊の知恵。


その場にあったベンチを支柱代わりに。


バケツ満杯問題は、なんと! 

竹を排水溝まで延伸してしまうというシステムを作り上げ、無事に乗り越えた。


「流しそうめん、流れまーす!」


器を片手にわらわらと集まる子どもと大人たち(笑)。


茹でに茹でて待機していたそうめん達よ、いざ出番だ!

ほーら! 大人も子どもも 寄っといでー(笑)。

ええ、もちろん手も出ます。

フォークなんてややっこしいこと、やってられませーん!

「流したいものを持ってきて、流していいよー。」


そんなこまめルールに則りまして

 

まず ゼリー。 


次に 生のパイナップル。 


さらには フルーツ缶も。


こーろころ、こーろころ。


おや? ラムネのつぶつぶまで流れてきたよー!

子どものあるあるは、やっぱりこれ。

取るのに夢中過ぎて、もうお椀がいっぱい。

「お願いだから、まず先に食べてー!」


大人用に、刻みネギ、肉味噌、オクラなめこ、ゴマだれ

味変グッズも あるじゃない!?


用意してくれた気の利く大人がいるってことね。


「みんなで楽しんじゃおう(エイ エイ オー)!」


その心がどこまでもうれしい。


苦労を重ねた排水システムは、上出来。

でも、次第に水たまりが広がれば


そう!

こまめっ子たちの大好きなどろんこ大会のはじまり。


もちろん、想定内(笑)。

かたや、こちらはピザ焼きコーナー。


ピザ窯に火を焚べて、準備は万端。

「モッチモチでおいしー!」


と大好評だった手作り生地は

Dくんママと Eちゃん&Wちゃんママが仕込んできてくれた。

さあ、子どもたちよ! 


持ってきたお好みグッズでピザを作るのよー。


My 包丁持参で、お野菜カットからと気合をみせたAお姉ちゃん。


そして、それを見つめるEちゃん。

本日一番のもりもり大賞は、こちら。


Mちゃん特製 えびしゅうまいピザ! 


うーん… 

これには大人もまいった!


ところできみ、いくつのせた?

腹が満たされればあっという間に散り散りになり、広場で遊ぶ子どもたち。


のんびりとテーブルで話に花を咲かせる大人たち。


大きなファミリーって、いいね。


普段、小さい部屋で子どもと四六時中向き合っていると


どんなに分かっていても、どんなに子どもが好きでも


つらくなる。


23組ものファミリーが集まれば、どんなに空が開けてみえることか。


気持ちいい時間、気持ちいい仲間に 


とびきりの感謝を。

「さあさあ、おやつができましたー!」


マイクで呼びかけると、わらわらと広場から戻ってくる子どもと大人たち。

これ、ちょっとおもしろい(笑)。


おやつは、こまめスペシャルのシャインマスカット。


熱い保護者たちの背中を見てきたスタッフの皆さんは、当日忙しい中参加してくれた。


それだけでなくご寄付も頂き、つやつやのシャインちゃんを購入!


みかんの差し入れも頂いた。


アウトドアの定番、焼きマシュマロや白玉団子も登場した。


火の周りでは人は静かになる。


そっか! 子どもでも同じなんだと発見。

マスカットだってみかんだって、みーんな焼いちゃうよー!

名残惜しいけど、あっという間に撤収の時間。


床を掃く私の横にやってきたのは、みどり帽子のKくん(途中からもう一人のKくんも合流)。


昨年3月に卒業した彼とこまめで会うのは半年ぶり。


動きが止まったのを見計らって

すっと優しく 私の手から

ほうきとちりとりを持っていった。


ほうきで床を掃き、掃いたものをちりとりへ。


ずいぶん長いこと 黙々とやっていた。

こまめの冬の活動場所である「かもしか小屋」では焚き火をよくやる。


ほうきとちりとりもある。


半年たったけど、片づけ方を覚えているみたい。


こまめのいろんな記憶が思い出されているのかなと思い、そっと見守った。



子ども時代は、あっという間だと思う。


人生駆け出したばかりの子どもの「興味や関心」を、心ゆくまで探求させてくれるこまめは本当にありがたい。


「自分がこまめに参加したいくらい!」


という保護者の声を聞いたのも、一度や二度じゃない。


我が家の娘は、こまめに通ってもうすぐ5年になる。


始めの頃は正直言って、準備して送迎するだけで精一杯(伊東市から1時間以上かかるのもあるが)。


でも、今回のように一緒にみんなで何かをつくりあげたり、活動日に見学をさせてもらう機会を経て、確実にこまめ愛は育まれていったのだ。


そして


「我が子もかわいいけど、どの子もみんなかわいい。」との思いが深まった。


これからも、子どもたちの夢中になった顔、笑った顔がいっぱいのこまめであってほしい。


そういうことがきちんと保証される世の中であってほしい。



 
 

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