こんばんは。
子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を引き出す
元小学校教員の ずんずんです😊。
宅八郎が 亡くなったと聞いて
若干の 寂しさを感じています。
「死んでるよ!」
「どういうこと?」
「だって 動かないもん!!」
「いつ動くかなぁ?」
【死んでる=動かない】
と 言っているにも 関わらず
また「動くかなぁ?」
と言っている 矛盾。
いや
「死ぬ」の 意味が
理解しきれていないから
なんだろうなぁと思う。
それを 言われると
あたし自身も
まだまだ わかっていないかもしれない。
そうやって
学びは
続いていく。
今朝は 実に寒かった。
おまけに・・・
「あ!雨だよ!」
Iくんが 言った。
そして
「雨って どっから来るのかなぁ。」
「どこからだと Iは思う?」
「うーん 葉っぱについた お水が
落ちてくるんだと 思う。」
なるほど。
確かに それもひとつ あるね。
雨つぶ ポタンっ。
ひゃっっ💦
って なるときあるよね😊。
こんなふうに
自分で考えたことを
伝えるということ。
以前の
「わかんなーい。」ではなく
それが できるようになってきていることに
あたしは ぐっとくるのだった。
Fちゃんも 「あめ!あめ!」
雨つぶが 目に入ってくるのか
目が 開けられない様子(笑)。
雨が降ると(降らなくても)
走る!!
雨が降ると(降らなくても)
沢に入る!!(笑)
ザックを おろす時間も惜しいくらい
何の迷いもなく
入っていく 子どもたち。
沢へ行く前に
年下のKくんの ベルトを
すっと かけてあげる Hちゃん。
沢では
ひとりひとりが
思い思いの 活動をする。
沢に入っても
もちろん 入らなくてもいい。
Iくんは ひとり
ずっと 陸上にいて
数珠球を 集めていた。
「これ かわいいんだよ~♡」
とか言いながら(笑)。
それが 40分くらい経った頃
友だちに 近づいていきながら
ずぶずぶと 泥沼に入ってしまった。
入ってしまったのか
入って行ったのか
そこは 見れなかったけれど
そのまま 彼は
「あれ~ 抜けないよ~。」
と 口では言っていたが
慌てた様子もなく
足が 抜けてしまって
靴だけ 取り残された状況を見て
むしろ 楽しんでいるようだった。
数か月前までは
3時間泣き続ける
というのは 毎回のことで
なにかあるたびに
泣き叫び
みんなとは 反対側に走って行き
プンプン 怒っていたIくんが!
虫を見つけると
足で 踏んづけ
執拗に いじめ倒し
死なせてしまっていたIくんが
愛おしそうに
虫を 眺めている日が きた。
そうっと 虫に近づき
そうっと 葉っぱに乗せ
そうっと みんなに知らせるIくん。
今までの
力強さで 想いや できないことの悔しさを
すべて 出し切ったからこその
この やわらかさ
なのだと思った。
人は
なにかを
成し遂げたとき
やりきったときにしか
見えないもの
得られないものが
あるのだと
Iくんから 教わった。
だからこそ
全力で 生きることの意味が
強烈なメッセージとして
子どもたちから
届くのだ。
あたし やり切れてる??
適当に ごまかしてない??
そんな 自分へのメッセージも
強烈に
届く。
響く。
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