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ものよりも気持ち

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 6月27日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


スタッフのはなです。



これだけ暑くても、はしゃいで、走り回って。

今日は全員が2歳以下の集団。


でも、その姿は軽やかでどこかこれまでと違う。


何だか動きが激しくなってきたぞ?!




おままごとも盛り上がっている。


みんなで一つのフライパンを混ぜながら、Kちゃんが「お水もってくるね!」と走り出した。


その背中を見送り、戻ってきたKちゃんに「おかえり!」と自然と言葉が溢れる。


「ありがとう!」「早く入れてみて!」とFくんはワクワク。


こんなに小さな集団が、立派な協働遊びをしている。


ひとつの目的に向かって、気持ちが重なり合う遊びの中に、それぞれの育ちを感じたなあ。




冒頭の写真にもあるように、今日はNくんの笑顔が大きく弾けていた。


心の奥にあった何かが、ぱあっと外へ出たように。


変顔までする姿を見て、これまでよりずっと“素”が出ているように思ったなあ。


沢から上がるときには、「まだ遊びたい」と名残惜しそうな声もあげたくらい。


心に余裕が出てきたんだね。



前回、苦手な雨を越えたSくんは、今日はなんと沢と格闘。


「水やだ〜」と言いながらも、なぜか足は進んでいる。笑


「水嫌なのに、こっちにくるの?もしかして入りたいの?」


と聞くと「うん。でも濡れるのが嫌だ。」


ああ、また己と戦っているのだなあ。



その後、 バランスを崩して不覚にもズボッと一足濡れてしまう形にはなったが、


Sくんにとっては、満足だった様子。


少しだけ足を入れられたことが、大きな自信になったようで、


着替えも最後までやり遂げ、お弁当もあっという間に完食。

できないとという声を聞きつけて助けてあげたり、

Hちゃんには「マダニいるから、靴下はいてね。気をつけて。」と声をかけているくらいだ。






そんなHちゃんも、ぐんと動き出していた。



これまでは細い竹の子を選んでいたのに、今日は太い一本を手に。


簡単には折れなかったが、諦めずにやり切ると、担ぐ。笑





竹の子を介して、仲間との関わるその顔は和らいできて、




移動も走って。



「心と体が連動してきたな」と思える場面だったなあ。






そんな一日の終わり、絵本のお片付けタイムの時間。


絵本を片付けていなかったSくんに気づいたNくんは、


Sくんの絵本を半ば強引にとって片付けてあげたのだった。


まだ読みたかったSくんは泣き、片付けられたかごへとやってくる。


Nくんは、その様子に気づくと、何やら考えている様子。

そして、その絵本をこれから絵本タイムをしようとしていたスタッフドドリに渡したのだった。


片付けてあげたのはいいけれど、目の前のSくんは泣いている・・・


Sくんが読みたがっていた本を、今からドドリに読んでもらおう!


と、どうしたらSくんの気持ちが整うか、自分で考えて動いたのだ。




棒の取り合いをしていたSくんとIくんのやりとりも印象的だった。


突然引っ張られたことが嫌だったSくん。


でもIくんが「かして」と声をかけると「いいよ」とすんなり渡して自分は別の棒を探している。



Iくんも意外だったのか「ええっ??」と声を漏らした。笑



大事なのは“モノ”ではなく“気持ち”。


それが伝われば、関係はうまくまわっていく。



遊びの中にぎゅっと詰まった気持ちのやりとりがある。


そこに目を向けていきたいなあ。

 
 
 

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