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丁度いいって難しい

こんにちは

スタッフのドドリです。


今日は月に一度の避難訓練!


いつもとは違う活動に戸惑うこまめたち。


いのちのロープに捕まり、電車ごっこの状態で避難場所まで移動する。



避難訓練が初めての子も多く、なかなかロープの中に入れない子もいる。


全員入ったと思ったらロープからまた一人出ていく。


その都度呼び戻しやっと出発・・・


その時


ドン!


突然みんなが動き出したことでHちゃんが転んでしまった。


もちろん泣き出すHちゃん


そんなHちゃんをのぞき込み心配そうにしているMH君



MH君も慣れない避難訓練


そんな中で泣いているこまめの仲間を心配している。


Hちゃんを見つめる目がなんとも優しかった。


Hちゃんは避難場所から帰る時も転んでいた。



すかさず助けに行くKH君。


KH君もとっても優しい表情。


手を差し伸べた後も


「転んじゃったよ」


とスタッフに言いに来る。


「心配なの?」


と聞くとうなずいてHちゃんを見つめていた。


Hちゃんだが、転んでいても手はしっかりとロープをつかんでいた。


はなちゃんが説明した「命のロープ」


しっかり話を聞いて自分を守るためつかんでいたんだな。



避難訓練については朝の会の時に話をしていた。


「地震ってわかる?」


と問いかけ何が危険なのか、どうやって命を守るのか伝える。


そんな中しくしくと泣き出すMちゃん


Mちゃんは以前弟のK君が危ないことをすると心配で泣いてしまっていた。


今日もそうなのだろうか。


「K君が心配?」


そう聞くとMちゃんはうなずく。


「地震の話したからかな?」


「うん・・・。」


地震が実際に来たわけではないが、想像してK君のことが心配になってしまったのかもしれない。


MちゃんのこともK君のこともスタッフが守ることを伝えると一度落ち着くMちゃん。


しかしすぐに泣き止むことはできず、避難訓練が始めるまで泣いていた。


やさしさの涙だ。


でも以前の経験から親御さんとも話をして


MちゃんがK君を心配しすぎず楽しく過ごせるようになることを目標としていた。


Mちゃんにとって今日は試練の時。


ずんずんからも話をされる。


「まだ怖いことはおこっていないよ。もし何かあってもみんなのことを守るよ。」


話はきっと理解している。


心で受け入れるのには時間が必要だよね。


避難場所からこまめに戻ってきた時


Mちゃんはすぐに築山に登り


「遊びたい人はここに来てー!」


と元気に呼びかけた。



他の子たちがやってくるとMちゃんがリーダーシップを発揮し、かけっこを始める。



みんなとても楽しそう。


「H君早いです!」


実況もできちゃう(笑)


弟が心配で楽しめないMちゃんは、もういなかった。


もちろん気にしてはいるようで、K君が泣いていると


「Kが泣いているよ。」


とスタッフに知らせてくる。


スタッフを頼ってくれていることも嬉しかったし、K君を大事にしながらも自分の時間を楽しめる方法を見つけたようだった。


誰かが困っているときに知らんぷりするのもよくないけど


気にしすぎて自分が辛くなってしまうのも違う。


丁度良いところを見つけるのは大人でも難しいと思う。


Mちゃんは3歳ながらにその壁に向き合ってみたんだね。


そして乗り越える方法を少しずつ見つけているんだ。


難しいことも逃げないで向き合っているのが本当にすごい。


こども達に今日も学びをいただきました。




 
 
 

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