こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「はい、手!」とKくんから差し出された手に嬉しくなっちゃった♡
自主的に広がり始める輪。
これだけで、子どもたちがこまめに前向きに来てくれたことがよく分かる♪
出発してすぐ、カマキリがいた。
すかさず捕まえたSくんに、「見せてー」「持たせてー」の声が殺到する。
Sくんは「だめだよー。」と譲らない。
それでも諦めなかったKくんは「少し見るだけだからかして。」と言葉を変えて尋ねた。
言葉を変えたKくんに対してSくんも、
「持って帰りたいから、見たらすぐに返して。」と返事を変えた。
どうすればいいか自分で考えて、相手のことも考えての言葉。
こんなことができるようになったんだね。
ザックを背負う時、肩の部分がねじれてしまっていたWちゃんを見て、
さっと片手で直してあげたKくん。
Wちゃんが「ありがとう」と言うと、
「いいよいいよ〜」と謙遜するKくんだった。
こんなこともできるようになったんだね。笑
こちらは転んで泣いてしまったWちゃんにすぐに駆け寄って、
「Wちゃん、大丈夫?」と頭を撫でていたHくん。
今日も子どもたちの世界は優しくてあたたかい。
今日は久しぶりに並木道の方へ出てきた。
久しぶりの崖のぼり!先輩たちはどんどん登りあっという間に頂上へ。
そんな姿に影響されて、2歳の子たちもガンガン登る。
根っこを掴む動作はまるで天然のジャングルジムだ。
天然物は初見ではなかなか難しい。
すると、苦戦していたAちゃんを見たDくんたちが上からすっ飛んできた。
「大丈夫?」と助けるYくんの言葉と手がとっても優しい。
いつの間に?!という具合に、先輩たち3人が上から「頑張れー!」と応援している姿にうるっとしてしまう。
Yくんは、他の子たちにも上から「ここの道を行くといいよ。」と教えてくれた。
自分が簡単にできたら、それを年下の子たちに還元できるってすごいことだよなあと思う。
「すごいだろ!」と驕るなんてことはしないのだ。
みんなの挑戦は止まらない。
今日はなんとWちゃんもチャレンジ!!
この側面からWちゃんが登るのを見たのは初めてのこと。
慎重に進むWちゃんは後ろを振り返らないし、助けだって求めない。
ずるっと滑り落ちて泣いても同じだった。降りようとしないのだ。
滑っては泣いて、また登って滑って・・・を3回繰り返したところでWちゃんが言った。
「上、行きたい。」
その後も何度もチャレンジしたWちゃん。
結局頂上には辿り着かなかったけれど、自分の力を出し切ったところで降りてきた。
今までなら一度泣いたら諦めていたであろう困難に、Wちゃんは何度も食らいついたのだ。
上まで登れなかったことなんてのはどうでもいい。
Wちゃんが自分からチャレンジしたこと、何度もやり直したこと
を存分に認めてあげたかった。
原動力は、上からの仲間の声援と
Wちゃん自身の「上に行きたい」という気持ちだったのだろう。
子どもたちをみていると、
誰もが「やりたい」「できるようになりたい」という、前向きな気持ちをもっている。
そんな気持ちを出せるように見守って、サポートするのが私たちの役目だと思う。
「上に行きたい」という気持ちがある限り、成長は止まらない!
ハッピーハロウィン♡
今日も素敵な時間をありがとう。
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