こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
たくさんの綿毛の花束を、「ふう〜っ」
うーん・・・飛ばない・・・
だんだんと目にも力が入っていく・・・の顔。笑
ママにお土産♡のたんぽぽに、
「大きいのとれたー!」と食べる気満々のAちゃんとイタドリ。
Iちゃんは両手にイタドリを持つと、つい踊り出しちゃうみたい。
曇り空でも、子どもたちがいると晴れやかな場になるから不思議。
いつも元気をもらっているなあ。
このイタドリは、一つはママのお土産、もう一つは「ともちゃん先生に見せるんだ〜♪」と言っていたIちゃん。
大好きな友だちやともちゃん先生が卒こましてしまったと言う事実を、少しずつ飲み込み始めていたとはいえ、まだまだ不安なIちゃんの朝。
居場所を探し求めるようにふらっと出かけて行ったのを、
最年少のRくんが引き戻しに行った。
こまめ歴がどのくらいであれ、何歳であれ、
「誰かを助けたい!」
「関わりたい!」
と言う気持ちは誰だってもっているのだなあ。
遊び始めると、自分のペースを取り戻した様子のIちゃん。
焼きそば作りをしていたSくんに何をしているか尋ねると、
「Iちゃんも焼きそば作ってみたいなー!」と言って、自然と仲間に加わっていった。
「Iちゃん、Mちゃんのこと大好き!」と、伝える場面もあった。
いつの間にか、上手にコミュニケーションをとれるようになっていたのだなあ。
自分の思っていることは、口にしないと分からないもんね。
子どもたちは、思っていることを口に出せない時に
あらゆる方法でそれを表現することがある。
今日はこんな場面があった。
ホースで電車ごっこをして遊んでいたSくんとZくんだったが、
突然、表情を曇らせたZくんが、ホースの上に座ったりホースを踏んだりして動かなくなった。
Sくんは↑この通り、困り顔だ。
もしかして、先を持ちたかったの?とZくんに聞くと、「うん」とのこと。
その一言が上手に言えなかっただけなのだ。
「言葉で伝えてあげてね。」とだけ言うと、
先にSくんが「ここ(ホースに)乗るのが嫌だった。」と自分の気持ちを伝えた。
そしてZくんも、「・・・ここ、持ちたかった。」とSくんに言うことができた。
Zくんの気持ちを知れたSくんは、「なんだ、そんなことか」といった表情で
「いいよ!」と言って、ホースの先端を渡してあげたのだ。
「新しいの、もってくるから!」と、5秒後にはホースを持って走り出したSくん。
「口に出してみないと分からない」
両者にとっての学びの時間だった。
年上の子たちが、年下の子たちに与えるだけではなくて、
その逆もあるし、
私も子どもたちから教えてもらうこともたくさんある。
謙虚に学ぶ姿勢、大事だなあ。
今日も素敵な時間をありがとう。
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