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仲間になる

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。





Tくんが、「下にいる人たち、聞こえるかなあ。」と言うと、


誰からともなくみんなで、


「おーい!ともちゃんせんせーい!!」と大きな声を出す。


山の上で大きな声を出すって、気持ちがいい




SMくんが、「Kちゃんもいるかなあ。」と言うと、


Aちゃん「Hくんもいるよ。」


Tくん「Sくんも来てないねえ。」と。



すごい、下で待つ子たちの名前が全員出た。


みんなのことを把握しているんだね。






ずっと先頭を行ったGくん。


少し進んでは、「みんな来たー?」と確認してくれた。





前は「こわいから待っている。」なんて言っていたOくん、


「Oちゃんも行くから待って〜」と泣き言も言わずに必死についていく。


たくましくなったなあ。



Oくんが、「ここどうやっていけばいいの?」と言うと、



SMくんがすぐさま手を伸ばす。


それを何の躊躇もなくとるOくん。



お互い信頼しているんだね。


こういうの、グッときちゃう。



途中でAちゃんが言った。


「はなたん、登れる?大丈夫?」



大丈夫だとも!心配ありがとう。


Aちゃんをはじめ、子どもたちはいつも私たち大人にも対等に(いや、上から目線のことも多々あるが笑)、


接してくれる。


こっちも真っ向に向き合わないと、と思わせてくれる。







今日は、気づくとみんなでまとまることが多かった。



1人でいる子がいたら、誰かが寄り添い、



「何してるの??」と声をかける。




そして、「何してるのー?」「やりたい!」と言う声が増えて、



いつの間にかみんなで一つのことをしている。



こんな光景がどんどん増えてきて、成長を感じた今日。





「何してるのかな」「面白そう」「やってみたい」




そんなことを思う顔って、本当にいい顔しているんだなあ。


誰か1人にでも、興味をもったら、それは「仲間」の第一歩。


「みんなで行こうね」や「1人にならないよ」と、よく子どもたちに言っているけれど、


子どもたちはよく分かっているんだ。


どういうことか言葉で説明するのが難しくても、行動で示してくれている。


大事な仲間って思ってくれている。




今のメンバーで過ごせるのもあとひと月半。


私ももっと、子どもたち一人一人のことを知りたいし、


濃い仲間になりたいなあ。




今日も素敵な時間をありがとう。

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