こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
今日は8人。
全員が眺める先にあるのは・・・??

「近くで音がする!!これは見に行くしかない!!」と一番に駆け出した大人気ない黄色いスタッフ。
こういう時の子どもたちの一体感はすごい。大人の本気はやっぱり伝わるのだ。笑

音の正体は・・・ドクターヘリ!
近くで見ると音も大きさも大迫力。
救助の様子なんて初めて見た!と、空中で隊員が降りてくるとスタッフの方が大興奮。笑
でも、子どもたちもよく見ている。

じっくり眺める子、興奮しながら話し続ける子など、反応はいろいろ。
Tくんは「怖い」と言っていた。
大きな音が怖かった様子。

Rちゃんは慣れてきたら、たくさん手を振っていた。
消防隊に憧れるTIくんは目を輝かせて眺める。
離着陸の時の車輪のつき方浮き方まで観察して報告していた。
「お、今1人点検しているからもうすぐ飛ぶかも」と、本当に細かいところまでよく見ている。

そんなこんなで小一時間も炎天下の中で観察し続けた子どもたち。
恐るべし、集中力と興味✨
畑へ戻る帰り道、スタッフの手を離れてどんどん1人で進むRちゃんの後ろ姿を見て、満足したのだろうなあと感じた。

せっかくの遊び時間なのに、ヘリの観察だなんて
と思う人もいるかもしれないけれど、この何気ない時間でも子どもたちの頭はたくさんのことを感じていただろう。
ヘリの大きさ、音、人の動き、周りの人の反応、怖さ、驚き、・・・
それを仲間と共有できる、貴重な時間を過ごせたと思う。
ヘリの観察もたっぷり遊ぶぞ!

石を拾ってバケツに入れる、というだけでも
Rちゃんにとっては魅力的に映ったみたいだ。
自分がやりたい!と思って動いた時の表情はたまらないね。

そんな嬉しそうな顔で、どうしたの???

と思ったら、
以前は、お鍋を逆さにして大好きな時計のふりこに見立てていたのに、
今日はお鍋でお料理を始めたYくん。

しばらく見ないうちに、Yくんの遊びが変化していた。
面白いなあ。
友だちへの興味も湧き出しているYくん。
広く周りを見渡せるようになってきた証拠だね。

興味はどんどん広がって、変化していく。
子どもたちの興味は大人の想像を超えて幅広く、鋭いなあと思う。
どこにその興味のツボがあるのか、子どもたちをよく観察してみないと分からない。

だから私たちはそのツボを大事に、ありのままに受け止めて
子どもたちと関わっていく。
「今」興味のあることに熱中できるような
その興味をとことん満たし尽くせるような
毎日を過ごしてほしい、と願って。

外に出るだけで、刺激たっぷり、興味ごろごろ。
たくさんの「好き」探していこうね!
今日も素敵な時間をありがとう。
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