動かすのは
- はな
- 4月25日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
スタッフのはなです。

「むしさん、いたー!」
と、蟻の大群を見つけて大興奮のIくん。
そのまま地面に突き刺さってしまいそうだ笑
「どこいくのー?」と問いかけながら、長時間蟻を見続けている姿が本当に可愛い。
子どもたちのこういう姿を見ると、どんな風に世界が映っているのだろう?と気になって仕方がない。
こちらでは、ちっこいミミズの観察会。

手で触ることに抵抗があるけれど、つついてみたい!
ちょっと怖いけど、それを興味が上回ると、
この状態になる笑
小さなワラジムシを見つけると、「赤ちゃんかなあ。ご飯食べる」と草を与えるRくん。

「赤ちゃんがいなくなって、ママが泣いてるかもしれないね」と。
ママが泣く側なのか笑
ヘビイチゴも出てきたようで、採ってきたものを嬉しそうに見せてくれたYちゃん。

春はいいねえ。
色々な色があると、気持ちも上がるね。
木に登って自分で揺らして実を落とすことができたHくん。

「とれたね」と話しかけると
「とれた」と言って嬉しそうに見せてくれた。

その後も揺れる実を見て、「落ちそう」と言ったそうだ。
どちらもHくんからは初めて聞く言葉だった。
それだけ嬉しくて達成感を味わったのだろう。
とりたいのにとれなくて、とってもらえなくて、モヤモヤを抱えていたであろうが、
その分こうして達成した時に、人は覚醒するのだね。

そんなHくんは最近お花にハマっている。
ペンペン草(ナズナ)が定番のお気に入りだが、今日は菜の花に注目。
花束を持ってどこへ・・・?と思って見ていると切り株へ到着。
すると穴を見つけて、菜の花を生け始めたのだ。
少し前まで、ここのオーナーの井原さんがしてくれていたことだ。
よく覚えていること。
大事なお花を今度はとっくりへ。
でも、そろそろ片付けの時間だ・・・。


みんなが片付け終えてもとっくりを大事に抱えているHくんにどう声かけしようかな、と考えていると
SくんがHくんに声をかけた。
「そのままでもいいよ。」「ここに置く?」
と、伝えるSくんの目が優しい。
少し嫌そうな返事をしたHくんに対して、さらにSくんは
「どこに置いててももいいよ。」「持っててもいいよ。」と伝える。
SくんにはHくんの気持ちが分かるのだ。
分かろうとしているのだなあ。
朝の会もそうだった。
スタッフが声をかけてもなかなか動こうとしなかったところを
Sくんが関わると不思議と身を預けていたHくん。

私はつい「今は朝の会だ!」と無理矢理輪に入れようとしていたことに気づく。
Sくんは心から「みんなでやろうよ」という気持ちをもって真っ直ぐに接していいるのだろう。
安易な大人の心はバレてしまう💦
反省です。
子どもたちは、頭と心をたくさん使って、本物の関わりをしている。
子どもの心を動かすのは子ども。

うまく話せなくても、表情や声色、その人の発するオーラなど、あらゆるものを読み取る力があるのだなあ。

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