こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
よく見ると、何か手に持っているAちゃん。
木べらとはけを、両手に握りしめて縦横無尽に走り回る。
大好きなDくんやTくんが木の板を銃のようにしているのをまねして、
Aちゃんは木べらとはけで「バンバーン」
Aちゃんは、兄さんたち2人と全く同じ物を持って同じことをしている気分なのだろう。
上級生がいると、遊びの吸収スピードが早いこと。
下級生の遊びの幅もどんどん広がっていく。
ここ数日流行りの四方竹のたけのこは、
ノルディックウォーキングのポールのようにもなるそうで。笑
こちらもきっちりまねして、学ぶ。
活動中ノルディックウォーキングをしている方々とよくすれ違うので、子どもたちはそれもよく見ているのだろう。
今日最初にたけのこ採りに出かけたのはTくんだった。
「ちょっとたけのこ探してくるわ!」と言うとあっという間にやぶへ消えて行ってしまった。
Tくんの熱意がすごい。
この場所は初めてだったYくんは、Tくんたちと共に進むと、
「みんなに案内してあげよう!」と言って引き返した。
共有したい仲間がいるって、なんだか素敵だなぁ。
新たな道を開拓して、薮から子どもたちが出てくる光景はなかなか見ることができないでしょう。笑
藪漕ぎをしたら、カバンにひっつき虫がついていたのでとっていると、Kくんが手伝ってくれた。
私は「うわあ、こんなにくっついたら取るのが大変だよ〜」と言うと、
Kくんは「(ひっつき虫は)はなちゃんのことが大好きなんだね♡」と一言。キュン♡
こうやって捉えたら、嫌な気持ちも吹き飛ぶね。
子どもたちといるとポジティブな気持ちになるなあ。
そんな一部始終を横で見ていたRちゃん。
興味ありそうに見ていたけれど、手はポケットに入っていて口はキュッと結んでいる。
それに、もう遊び時間がだいぶ経っているのに、ザックを背負っている。
今日は苦労して背負ったザックを「おろさない!」と頑なだったのだ。
よく、ザックをおろさなかったり、何か持ち物ををぎゅっと握りしめている子がいるが、
不安だったり、自分の居場所を求めていたりするみたいだ。
今日のAちゃんもそうだった。
いつも心の拠り所にしていたCちゃんが今日はいない・・・。
本当は遊んでみたいこともあるけれど、なかなか自分に素直になれない・・・。
そんなRちゃんを心配して、たくさんの仲間が心配していた。
それぞれの言葉ややり方で。
私たちも様子を見ながら関わったけれど、ここは本人の気持ちが向かない限りはどうすることもできない。。。
でも、誰が何をしてもおろさなかったザックをおろす時が来たのだった!
同じく今日よくザックを背負っていた仲間のKくんが、ザックを降ろした時だった。
お昼ご飯を食べてから、RちゃんはKくんについて行って、遊んだり会話したりしていたのだった。
Rちゃんは、これまでや今日のKくんとの関わりから、Kくんに信頼を寄せたのだ。
Rちゃんの心はRちゃん自身が解放することしかできない。
でも、それを仲間が手伝うことはできるんだ。
やっぱり子ども同士の力ってすごい。
Rちゃんなら、
信頼できる仲間を増やしていくことができる。
安心できる場所を見つけられる。
やりたいことを見つけられる。
それを信じて、Rちゃんが動き出すタイミングを待つからね。
今日も素敵な時間をありがとう。
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