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大きい 小さい

こんばんは。


元 こまめっ子母ちゃん、


スタッフのももこです。



雨と雷で始まった朝。


東屋で雨宿り。


押し合いへし合い。



「雷鳴ってるね!」


と伝えると


「怖いー!」


「ゴロゴロドーン!って鳴ったよ!」


「花火みたい!」


と矢継ぎ早に。


それぞれに


感じたことを


感じたままの表情と言葉で


伝えてくれる。




雨が強く降っている時


Oくんが


「大きい雨!」


と伝えてくれた。


少し弱まると


「小さい雨」



大きい、小さい


Oくんの感じた


雨の形。


いいねぇ。


なんだか雨が可愛く感じられる。



表現方法に決まりはないから


それぞれが感じた言葉や方法で


伝えて欲しい。


そこから私たちも


想像する。




届かない場所に


セミの抜け殻が。


それを取りたい人たち。



背伸びをしても


ジャンプをしても


長い棒を使っても


どうしても届かない。



じゃあ、どうする?



そこからみんなで考えた。



「家からハシゴを持ってくる」


「風船で取る」


「(見えるところにバスが停まっていたので)


 バスに乗って取る」


いろんな案が出る。


でもどれも難しい。



うーん、、、と考えて考えて


結果、取るのをやめる(笑)



でも考えていた時間は


(私も含め)みんな、ワクワクしていて


とても良い顔だった。



その中の1人、Kくんは


地面に落ちていた抜け殻を


いつのまにか、しれっと拾っていた(笑)


上ばかりでなく


下もよく見ていたね!




ある一方から見ると


落ち込んじゃうようなことでも


違う側面から見たり


考え方を変えてみたら


ワクワクしちゃうってこともある。



高くて届かないセミの抜け殻も


どうやって取るか


面白い案を出し合ったら


楽しくなってきた。



上ばかりじゃなく


下を見たら


たくさんの抜け殻が落ちていた。




お互い譲れない、長い棒。


引っ張り合い。


でも



進む方向を一緒にしたら


あらあら


なんだか楽しそう。




苦手なお弁当のゴムだって


誰かに助けを求めれば


1人が押さえて


1人がゴムを伸ばす。


そしたらいとも簡単にできる。




大きい、小さい


高い、低い


早い、遅い


できる、できない


マイナスに取れそうな言葉も


きっとそこから


ワクワクに変えられる見方、考え方がある。



こどもたちの行動は


いつもそれを教えてくれる。




オトナにとって見落としがちな些細なことを


存分に楽しむこどもたち。



そんな子たちを


一方向だけから見ずに


いろんな側面から


見てみよう、感じてみよう!




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