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子どもたちの世界

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。



よじよじ登る3人組。


登り方もルートも、ペースもそれぞれだけれど、みんな目指す方角は同じだ


誰かが登ったら、「ぼくも!わたしも!」


気づいたら行列になるほどにその連鎖は続く。




お尻を真っ黒に染めたAちゃんも、また別のルートからお山登りに挑戦。


その時の自分が登れそうな場所や登り方を考えているんだね。


登り切った頂上では、この通り。


「おーい!」と手を振る姿が清々しい。

Nちゃんだって、「おーい!」と下にいるみんなに向かって手を振る。


逞しくなったなあ。




頂上についたら、お次は降りるのみ。



かなりの急斜面を滑り台のように降りる。


Kくんの挑戦する顔がたまらない。


一気にいくと勢いがつきすぎることを感じてか、足で上手にブレーキをかけながら滑る。


こうして自然と自分の身の守り方と体の使い方を覚えていくのだ。




今日はYくんも挑戦! 慎重に、慎重に。


初めから一気に行く子と、慎重にスタートして徐々にギアを上げていく子、いろいろなのだなあ。

なんと、KくんやYくんに影響されたAちゃんも初挑戦!


仲間の影響ってやっぱり大きい。




KUくんは斜面の際に座ると、どうやら迷っている様子。


行ってみたいけど、怖い・・・


そこでKUくんが下した決断は、滑り降りるのをやめること。


今は難しい


今日はやめておく など、


2歳だって、今の自分と相談できる。



お友だちのまねをしているだけではなく、


まねをしようとした結果、自分の力と比べてどうするのか考えているのだ。


よく観察すると、みんな頭を使っているのだ。




草むらで遊んでいたら、足に蔦が絡まってしまったAちゃん。


おそらく、こんな状況は今まであまり経験したことがなかったのだろう。

しばらく泣いていたが、Aちゃんは足を動かすのをやめなかった。


すると、自力で絡まった蔦から開放されることができた。



それと同じタイミングで、反対側ではTくんも蔦の罠に引っかかってしまった。


すると、Yくんが自分の遊びも放って、すぐさま駆け寄ってきた。

「今とってあげるよ。大丈夫だよ。」と声までかけている。


あれだけ集中して遊んでいたのに、こんなにも周りが見えるようになったのだね。





外で遊んでいると、


「困った」の場面がたくさんある。


最初は泣き叫んだり、固まったり、なかなか解決することが難しい。



それでも、次第に助けてもらったり、


自分からヘルプを頼んだりできるようになっていく。



子どもたちを見ていると、一人の子が1日の中で助ける側にも助けられる側にもなることがある。


子どもたち同士の関わりで、子どもたちの世界は成り立っているのだ。



この子はいつも助けられてばっかりの子


この子はいつも助ける側。お世話が好き。


そんな風に決めつけて、子どもたちの世界を広く捉えることができなくなるのは怖いなあと感じた今日。


みんな柔軟な心と頭をもって、関わり合っている。


「今」を生きる子どもたちの、素直な表現に向き合っていきたいなあ。

幅広い興味と、素直な心に満ちた子どもたちの世界が日々広がっていることを


もっと知ってほしい!


何歳だって、


仲間を認め、理解しようとすることができる。




こんな世界に日々お邪魔させてもらえて私は何て贅沢なんだろうなぁ。




今日も素敵な時間をありがとう。



今年も やりまーす!




「こまめ体験会」と「こまめ説明会」








お申し込みは ちらし内の QRコードにて


よろしくお願いします。

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