top of page

守りたかった

こんばんは。


子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を


引き出すサポートをする


元小学校教員の ずんずんです😊。


夜寝ると 一瞬で朝が来てしまいます。


魔法みたいです。

ぎゃははは!!!


笑い声が 響き渡る。


いつも遊んでいる沢の場所から


少しずらして遊ぶようになってから


子どもたちの 水での遊びが 変わってきたり


ダイナミックになってきたりしていることに気づく。


そして 今日は右端のFくんが


今まで かたくなに 拒んでいた沢に


自分で 着替えの準備をしてから


さっそうと 沢へ向かって走って行ったのだった。

あたしは ふと


「Fの 後ろ姿を見たのは 初めてかもしれない。」


と思った。


いつも 「おいてかないで―――!!」と


言わんばかりに 泣き叫ぶ声といっしょに


差し出される手。


手をつないでいるか


後ろからぴたっと ついてくるか。


その位置で 今までおさまっていたから。

でも 沢へ駆けていく後ろ姿を見たら


たまらなく 感動してしまった。


人って どんな場所や 環境でも


変われると。


変わる、というか


自分自身を 表せるか、かと。

そのFくん 沢ではしゃいでいたら


帽子が流されてしまった。


橋の向こう側にいた SMくんが


偶然 拾い


だれのかなぁ?と探す目をしていた。

すると近くにいた Tくんが


「Fくんのだよ。はいどうぞー。」と


かなり遠くにいるFくんに 声をかけた。


その状況を見た Hくんが


「Tくーん!ぼくに任せて!!」


と 言い 受け取りに来た。

そして 沢岸まで 取りに向かっていたFくんに


無事 手渡すことができた。


すごぉぉい!!

その一部始終を


橋から見守る なかまたちも✨。


みんなで つながってる


リレーだったんだね。

Tくんの気持ちも あとになってわかった。


ひとりになったら 危ないよ!


と何度も 伝えるも


まだこまめに入隊したばかりの SOくんには


響かない。


何度も言ったうえで どうしょもなくなり


押していた。


その都度 こちらを ちらちら見るTくん。


こども特有の


「あ、やべ、押しちゃった、おとな見てるかな?」


の 目だとはじめは 思っていた。


もちろん それも あったと思う。


でも 少しすると あたしに駆け寄ってきて


「何度も何度も 言ってんのに あの子 行っちゃうー。」


と 言った。


どうしたいのか問うと


「守りたかった。」


と一言。


でも いろいろやってみたけど


その守り方が もう 考えつかない、


という感じだった。

そこまでして 相手への責任をもっているんだ、


と思い


目の前の 3歳に 脱帽。


そのあと 「来て。」


と言われ 


そうか いっしょにどうしたらいいか


考えたり 助けたりしたかったんだ、


あの目は そういう目だったんだ、


と気づいた。

いっしょにいたので


少し落ち着いたのか


「行かないでね、車来るよ。」


と言えたTくん。


それを聞いた SOくんは


理解したとでも言うように


Tくんの走る背中を追いかけて 走って戻った。

子どもって


あっついハート


持ってるんだなぁ♡。


そのリレー


つながってます!!


 
 

Comments


bottom of page