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影響し合いながら

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2024年1月18日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。





ガシャン・・・


朝の会の途中に、後ろでバケツの動く音がした。



Sくんが、わざわざバケツの上の桶をどけて、バケツを取り出したそうな。


焚き火の横に用意している火消し用の水がないことに気づいたからだ!


朝の会の途中にフラフラと出掛けて行ったSくんの行動にはちゃんと意味があったのだ。


よーく見ているのだなぁ。恐るべし。







Sくんが気づいてくれたバケツに一気に水を出し溜めるずんずん。


いきなりザーっと音がして、みんなが水道の周りに集まった。


面白いくらいに、水道に吸い寄せられていく。



もうそれだけで大爆笑なのだ。



さらに、漏れ出た水がダバダバ流れるのを眺めるだけで大爆笑。



そしてそして、今度は自然にみんなで協力してバケツを運んでしまうのだ。


「みんなでせーの!」



バケツの水だけで一記事書けてしまうくらいに、朝からエピソードに尽きないこまめだ。笑





今日は今年度初めて、3人の勇者が山探検に出かけて行った。



写真の後ろ姿からも、ワクワクした気持ちが伝わってくるよ。





下界に残った7人は、それぞれにやりたいことがあるようで、こちらも遊びが盛り上がったが、、、



45分ほど経ったころ、「Kたちまだかなぁ。」「ずんずん大丈夫かなぁ?」とTくんが言った。


「Sちゃんは?」「Wちゃんもいない!」

続いてみんなも口にする。


みんな誰が山に行っているかきちんと把握しているのだ。


そんな話をしていたらちょうど山から声がしてきた。



Dくんの「よし!行くぞー!!」の掛け声で一斉に迎えに走った。



少し走ったところでHくんが、「あ、ずんずんー!」と引き返したかと思えば


戻ってきた手には、ずんずんの水筒が握られていた。


労いのお水だ✨



先頭を行ったYくんが


「しぇーので、呼んでみようよ!」と声をかけた。



「おおおーい!!!」




「おおおーい!!!」


感動の再会を果たしたのでした♡




私は下にいたので、山での活動は見ていないけれど


WちゃんやSちゃんは、帰ってきてからジャンプに挑戦!



Kくんは山に行く前と顔が全然違くて、輝いていた✨





後から聞いたのだが、


Sちゃんは滑り落ちそうな坂に泣いたが、「やめない!」と言って諦めなかったそうだ。



昨年は下で待つことが多かったWちゃんは、仲間の助けを借りながら、最後までチャレンジしたのだそう。



Kくんは、困ったWちゃんに優しい声をかけ、手を貸して、先頭をぐんぐん突き進んだそうだ。


3人の成長ぶりは、最初話を聞いたとき信じられない程だった。








この短時間でのそれぞれのチャレンジは、その子自身の心持ちと行動を変えた。


さらに、待っていた子たちにもよい影響を与えていたように見えた。



子どもたちの可能性は無限大だ。


常に仲間を意識し、助け合い、


お互いに影響し合いながら


こまめの日々が綴られていくんだね。





今日も素敵な時間をありがとう。


 
 
 

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