持ちつ持たれつ
- はな
- 2024年7月25日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
こまめ2回目のHMくん、「ママがいい〜」と、豪快な泣きっぷりだ。
そして、奥で心配そうに見つめる一つの顔・・・
もう一つの顔・・・
みんなも通ってきた道だ。
辛さが分かるんだろうなあ。
歳で言えば、HKの方が下だが、こまめ歴で言えばちょっぴり先輩。
HM君が立ち上がるときに、「両手を着くよ」と私が言っていたのを聞いて、HKくんは実演をして助けようとしてくれた。
先輩風吹かせたHKくんだが、実はHKくんは両手をついて立ち上がることができない。笑
というより、本人の気持ちのスイッチがまだ入らない。
今日もこうしてたくさんの仲間が関わってくれていたのだ。
HEくんは、一度進んだ道を引き返してきて、最後まで責任をもってHKくんのサポートをしてくれた。
「歩く♪歩く♪」と明るく声をかけながら。
日頃、仲間やスタッフの言うことやることを、HKくんは泣きながらも全部受け止めているということが今日よく分かったなあ。
沢へ向かう途中。
HKくんが転んでしまった時にRくんがすぐに手を差し伸べてくれた。
Rくんだって、この砂利の坂道は転びやすくて大変なのに。
Rくんが転んでしまった時には、HKくんはじっと見つめて、Rくんが立ち上がるまで待っていた。
助けてくれた仲間のことを、じっと目に焼き付けるように。
苦労は続く・・・笑
その後の沢遊びの時、足が岩にはまって動けなくなってしまって泣いていたHKくん。
ここでも、すぐに仲間が駆けつけてくれた。
体にアプローチしたり、岩にアプローチしたり。
でも、助けられてばかりでは終わらなかったのが今日のHKくん。
HMくんがシートを片付けるときに、自ら動いて手伝ったのだ。
「困った時にはお互い様」
こんな言葉を教えているわけではないが、こまめでは当たり前のようにこの光景が繰り広げられている。
助けてもらうことが多い子も、逆の立場を経験することが必ずやってくる。
「誰かのためにしてあげたい」という気持ちをもっていることは、子どもたちを見ればよく分かる。
言葉が足りない時もあるけれど、行動は誰だって起こすことができるんだ。
子ども同士でも、「お互い様」、大人と子どもでも「お互い様」の精神で
こまめは成り立っているね。
今日も素敵な時間をありがとう。
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