関わりたい!
- はな
- 2024年7月9日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
お?!喧嘩勃発か?!
突如始まったお相撲大会。
大きなパワーをもっている子どもたちにとって、こんな風に押し合いの遊びをして発散することも必要だ。
曇りの今日は木陰でなくても遊べる気候、最高!!
誰も「涼しいところに行こう」と言うことなく、夢中で野を駆け回っている。
そして、スタッフも穏やかな気持ちでそれを見守ることができる。笑
こちらは、帽子を網の代わりにして、バッタを捕まえ始めたようだ。
すると、あちこちで帽子を脱ぐ子が現れた。
初めて見ることはすぐに実践して吸収する周りの子たち。
子どもたちの遊びや学びの意欲の高さは、本当にすごい。
並木道に出ると、「ゴーン」「カーン」とガードレールを叩く金属音が鳴り響いていた。
そこに吸い寄せられるように向かっていったHSくん。
「僕もやりたい!」って顔に書いてあるようだね。
Yちゃんは実際に「やりたい!」と、言って目を輝かせてガードレールまで走って向かっていった。
隣のHEくんの叩く様子をよーく見て、まねをする。
すると、HEくんはYちゃんの持っていた1本の棒を「それちょうだい!」ととってしまった。
Yちゃんは納得していた様子だったので、特に話はせずに見ていると
すぐに、「はい、これどうぞ。」と2本の木の棒を拾ってきてYちゃんに渡したHEくんだった。
2本でやるといいよ、というメッセージも込められていたのだろう。
何をするにも、ちゃんと理由があるのだなあ。
移動するときに、大好きなAちゃんと手を繋ぎたかったけれど、断られてしまったKくんはこんな表情になっていた。
まさに、「悔しいです!!」の顔。
でも、Aちゃんには「今は小さい子と手を繋ぎたいから」と、理由があってそれを伝えていた。
それでも泣いているKくんを見て、
さらにAちゃんが「Kのことは嫌いじゃないよ、今は小さい子と手を繋ぎたいだけ。道路の方に行ったら一緒に遊ぼうよ。」と伝えたのだった。
人を傷つけようとして行動する子はいないんだよなあ。
Aちゃんのようにきちんと言葉で説明できればいいけれど、上手く言えないと手が出てしまったり泣いたりして表現するのが、子どもあるある。
一見強引に見える行動でも、「どいてほしかった」「持っているものがほしかった」などと、ちゃんと理由があるのだ。
「関わりたい!」という気持ちに溢れている子どもたち。
そんな気持ちを大事にしながら、
行動の意味を汲み取って、観察して、聞いて、上手に表現できるようにサポートしていきたいなあ。
今日も素敵な時間をありがとう。
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