top of page

相手の立場

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。





じゃーん✨自分で拾ったよ!



秋の味覚、秋の味、銀杏!


久しぶりに、スタッフのやりたいことに付き合ってもらった日。笑


それでも、こんなに嬉しそうに拾っているのだから、よかったよかった。

(拾った後にはちゃんと手を洗いましたよ!)



子どもは、見せたいと手が高くあがるのだなあ、と思っていたら・・・


大人もあがってた。笑


銀杏と初めての出会いの子たちは、クンクン匂いをかぎ、ムニムニと触る。

先入観がないって素晴らしい✨






肝心の、匂いをかいだ感想は


「いいにおーい♡」


って、えええ?!?




たくさん拾った銀杏の皮むきは、また今度のお楽しみ♪




朝の会が終わり、みんなの支度ができたら銀杏拾いに誘おう!と思っていたところ・・・


「押さないでよ!」


「押してないもん!」


…繰り返し


と、言い争う声が聞こえてきた。


どうやら、Tくんは斜面を走って、勢いで前にいたKくんを押してしまい(本人的にはわざとではないので、「押してない!」)


Kくんは「何もしてないのに、押された!」と思ったようだ。


ずんずんが2人の言い分を丁寧に聴いて、

お互いこの事実は認めた。


それでも、何度話し合っても

「押さないで!」

「嫌だ!押してない!」


2人とも意地になってこの繰り返しだ。





すると、傍目で気にしていた仲間が集まった。

ずんずんが状況を説明すると、目と耳で真剣に聴く姿があった。



そして、Sくんが口を開いた。


「リュックを置いて、走ればいいよ」と。


Sくんは、次から気をつけることを提案してくれたのだ。


今をどうするかばかりを見ていて考えていた私は、目から鱗だった。


SくんはTくんの立場に立って、自分事として捉えて考えていたのだなあ。



Sくんだけでなく、他の子たちも気にかけてくれていた。


「どうしたんだろう?」「どうするのかな?」と、背中に書いてあるようだ。




こんな場面も。


銀杏拾いの後に、家族が恋しくなって泣いてしまったYくんがいた。


そこにも、仲間たちは集まる。




直接、Yくんの元へは行かなかったけれど、離れたところで


私が「Yくんがまだこないみたい」と二人に伝えると、


「何か見つけて夢中になっているんじゃない?」とS Kくん。


そしてYくんなりのくんの泣き声が聞こえてくると「ママに会いたくなったのかなあ?」とKくん。


さらに「いつも帰る場所だから帰れると思ったのかなあ」とSKくん。



こんなに小さな子たちでも、相手のことをここまで考えられるのだと驚かされた出来事だったなあ。







ちなみに、朝は言い合いしていた二人のお昼の一コマがこちら↓笑






今日も素敵な時間をありがとう。

 
 

Comments


bottom of page