こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。

大きな口を開けて、
「あああああぁぁぁぁあ〜」
まっすぐ見つめる先の、川の流れに合わせるように大きな声を出すHくん。
そんな声をすぐ後ろで聞いていたKくんは、
「大きい声だねぇ。」
とびっくりにっこり!

泣いていたはずなのに、
一瞬で顔が変わっちゃった。
仲間が仲間を変えちゃうんだ。

真っ直ぐな視線。
同じ景色を共有する2人の視線は美しい。
Hくんの視線はものすごく真っ直ぐだ。

この視線の先にはどんな世界が映っていて、
どんなことを考えているんだろう。
気になる。
知りたい。
教えてほしい。
だから、
みる
尋ねる
同じことをする
想像する
興味をもってみるってこういうことなのかな。
私たちが意識してやっていることは、
子どもたちにとっては自然なことなのかもしれない。
Yくんの視線の先には、、、

今まで、寂しくて直視できなかった母と兄が帰る姿。
今日は、これまでとは全く別人の逞しい顔で、
「見て。ママとS(兄)、行ったね。」とポツリ。
Yくんの目に映るのは、ママの乗った車だ。
でも、それだけじゃない景色がHくんには見えているのかもしれない。
じっと見続けるYくんの目を見ているとそんな気がした。
こちらは、真っ直ぐに火を見つめるAちゃん。

しばらくすると、徐に道具置き場に足を運んでいた。
ずんずんが、「ちょっとはなちゃん!」と耳打ちしてくれて気づく。
動き出した時の顔を見れなかったのが残念だ。。。が、その表情を見て分かった。

トングに手が届かなくても、
なんとしても取る!
という姿勢を見せていたAちゃん。

これを使いたい!
早くやりたい!
そんな思いがAちゃんの原動力となったんだね。

Dくんがやる様子を見てたのか、
下に溜まった葉を、拾い上げては
上にのせる。
これをひたすら繰り返す。
大事に大事に何度も繰り返す。
やり終えたら、今度は外に視線が向いた。
「あ、あそこにいるよ!」
これまた聞いたことないくらい大きな声で、
キラキラした表情で
言葉を発すると、
走った。
みんなのいるところまで走って行った。

駆けていくこの背中が本当に眩しかった✨
この時のAちゃんの前には、どんな景色が広がっていたんだろう。

毎回成長が著しい子どもたち。
その影にはやっぱり、優しい仲間の存在があるなぁと思う。

年下の子たちを守るように、
隣に立ち、手を添える先輩たち。

「小屋おじいちゃんだからね。ブブーだよ。」
とイラストをひっぱり出してきて伝えてくれるにいちゃん。
こまめにきたら、
仲間と関らないときはない。

仲間のアクションを
見て、聞いて、感じて、
真っ直ぐに受け止めて。
それが成長の肥やしとなっていく。
吸水力無限のスポンジのようだね。

まだまだ私は、子どもたちのことを知らないことだらけ。
その真っ直ぐな視線の先に広がる世界をもっと知りたい。
もっと関わりたい。
子どもたちと同じ想いをもって、
明日からも過ごしていこう。
今日も素敵な時間をありがとう。
今日も素敵な時間をありがとう。