こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
口の周りを赤く染めたKくん、何をした?!?事件発生?!?

これ、実はクサイチゴを食べたあとなのです。
あ、ヘビイチゴも食べたようです。笑
一番に発見したのはいちご食べるの大好きAちゃん。
1年ぶりのクサイチゴにも関わらず、「あ、イチゴあった!・・・パクッ」
見つけてから口に入るまでが早かった・・・!

こういう体験って五感で、覚えているよね。
匂いや味は記憶に残る。
大きくなってクサイチゴを食べた時に、ぼんやりとこの記憶が蘇ったら嬉しいなあ。
そんなAちゃん、採ったイチゴを友だちに「どうぞ」としていた。

それも、近くで欲しそうに見ている友だちに渡す。
1年前にはなかなかできなかった行動だ。
数少ないイチゴ、見つけるのが上手なAちゃんは独り占めしようと思えばできるけれど、そうはしなかったんだ
イチゴに夢中な子たちは、一度採った場所も何度も往復して見落としがないか確認する周到さ。笑

こっちではミミズをじっと見つめる2人。

「どこから来たのかなあ??」
さらに、ムカデの仲間を見つけたYくんは
「これどうやって歩いているんだろう??」

「えー!これはどうやって登っているのかな??」と。

生き物を見るときの視点が素晴らしいなあ✨
科学の芽が育っているねえ。
東屋の屋根からこんな水蒸気が上がっているのをみんなで共有する時間があったり、

木の皮に手を当てて感触を確かめたり。

今日過ごした東屋の周りには、心が動かされる物に溢れているんだ。
朝、興味に突き動かされて、1人で散策に行こうとしたKくんがいた。
こっちを向いて手を振ったり、「カニいたー!」と言ったり、みんなに来てほしいというのもあるし、
ママの来た道を戻ってみたい、早く遊びたい、色々な理由があっただろう。

でもこまめは、みんなであいさつ(まあるくなあれ)をしてから始める、という約束だ。
それをよくわかっている仲間たちは、Kくんに向かって「おーい、1人はダメだよ。」
と声をかけて待っている。

こまめに来たばかりの頃は、遊びたくて輪に入ろうとしなかったSくんも、
「おうちに帰らないよー!」「待ってるよー!」と呼ぶ側に。
この間私たちスタッフは何も言わずに動向を見守っていただけ。
でも,仲間の声を聞いたKくんはしっかり自分の足で戻ってきた。

Kくんは必ず戻って来るだろうと信じているのが伝わってくる声かけだった。
友だちに興味がなければ、大事な仲間だと思っていなければなかなかできないこと。
子どもたちだけで、考えて解決することができるんだ。
興味の対象はいくらでもあるし、人それぞれ。

人だったり、生き物だったり。
食べ物だったり、お花だったり。
って、なかなかワイルドな摘み方で。笑

日々、「気になる!」気持ちを満たして、心を豊かにしていく子どもたち。
興味はどこに転がっているか分からないね。
大人が固定観念に縛られて、線引きをしてはいけないな、と思ったなあ。

今日も素敵な時間をありがとう。