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返ってくる

こんばんは。


子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を


引き出すサポートをする


元小学校教員の ずんずんです😊。


手ぬぐいを 巻き忘れた日がありました。


パンツを履いてないのと同じくらい


そわそわ 落ち着かなかったです。

秋空に 映える


いい笑顔✨。


今日も めいっぱい遊び


めいっぱい 笑ってる 子どもたち。

と思ったら???


めいっぱい いがみあう 子どもたち??


そして

「あのね!あのね!」


と 息せき切ってくる Sちゃん。


何があったんだろう?


聞いてみると


女子3人で ホースの列車ごっこの 先頭(先っぽ)をもつ


争いをしているらしい。


両端だから 先っぽは ふたつ。


3人だと 困るねぇ。。。


でもSちゃんは 何度も何度も


「貸して。」と ふたりに 交渉したそうだ。


でも 「だめ!」って言われたらしく


納得がいかなくて わたしのところにきた。


もやもやが いっぱいたまったままで。


Sちゃんが すっきりするまで 


どうしたらいいか お話をしておいで、


見ててあげるから、行っといで


と それだけ言うと


くるっと 振りむき


ふたりのもとへ


駆け出して行った。


あぁ たくましくなったなぁ。


そこで 感動している自分。

前のSちゃんだったら


「いや!行かない!」とか


「ずんずんも いっしょに行って!」とか


行ったであろう。


それが 自分の意志で


目的に 向かって行っている。


その後ろ姿を 見ただけで


ぐっときてしまった。

さて。


その争いを見てみると


女は 強い(笑)。


だれも ひかない。


でも Sちゃんは 言い続ける。


「貸して!」


そして ちょっと手をはなした隙に


今度は Nちゃんが 


ホースを失う。


Aちゃんに 詰め寄る Nちゃん。

「ねぇ 貸して!」


「だめ!あとでも だめ!」


「なんで!?」


「だって Aちゃんが ずっと使いたいから!」


「じゃぁ どこならいいの!?」


なんと ことばをかえて Aちゃんに交渉。


これには Nちゃんの思考の切り替えという


柔軟性を 感じた。


そのうち また Sちゃんの手が離れた(ほしくてゲットしたのに 隙ありすぎ笑)。


「あ!あっちが 空いてるよ!」


その間 絶対に Aちゃんは


ホースを離さない。


それが 2歳との違いとでも 言うできところだろうか。


4歳のAちゃんは 自分のほしいものは死守し


友を 翻弄させている。


でも ほしいものは 渡さないと


徹底している。

その後 畑で しその実をとったガラが


子どもたちの 目に着いた。


大きいので はなちゃんに お清めしてる?(笑)


そんな光景を見たAちゃんが


「それ ちょうだい。」と


Yくんに 話しかけた。

「これは Yちゃんのだよ。だめ。


 あとでも だめだよ。」


あら?どっかで 聞いたようなセリフ。

Tくんにも 交渉していた Aちゃん。


「じゃぁ わけてあげるよ。」


と Tくんは 追ってくれていた。


その工程を見て Aちゃんは


「それじゃない!!大きいのがいいの!!」


と ぜいたくな欲求を するが


それは だめだと 断られる。


だんだんと 怒りモードになってきた Aちゃん。


お次は


おままごとボックスの ふたを


自分一人で 閉めたいと 


そのとき 閉めようとしていた Yくんと 


ふたの とりっこに。


気持ちが 沸点に達して


もう なにも考えられなくなったときに


爆発。


ひとり やぶへ 入っていき 枯れ草にダイブし


そして 大号泣。

その気持ちを どうもっていっていいのか


どう処理したらいいのか。 


今は すべてを 投げ出してしまっている。

ここで またYくんと。


「Aちゃんが ひとりで 閉めたかったの!!」


「Yちゃんも 自分で閉めたい。」


お互いが 一歩も譲らず 平行線。


でも ここで間にはいるあたしたちが 


あきらめては いけない。


ずっとずっと おんなじことを言ってたら


ずっとずっと このまんまだね、


変わらないねぇ。


どうしたら いいかなあ?


ふたりとも ふたを 自分で閉めたい。


いい考えは 本当にないのかなぁ??

「そうだ!Yちゃんが こっち側をもって


 Aちゃんが こっち側をもって


 いっしょに閉めたら いいんじゃない??」


Yくんは 考えることを あきらめなかった。


考え続けた。


そして ふたりいっしょに 閉めた。


でも Aちゃんは まだ泣き続けていた。

ちょうど 着替えの時間帯だったので


先に したくをしていた 子どもたちが


泣いて ヒックヒックしているAちゃんを


心配そうに 見ている。


いつもの 明るいAちゃんじゃないな


どうしたんだろうな という目だった。


Aちゃんにとって


今日は 心が 大きく揺さぶられた日になったことだろう。


2歳、3歳の子たちが 多い こまめでは


4歳以上にもなると


いろんなことがわかってきて


年下の子たちを


知恵を使って コントロールすることもできる。


見ていて 丸め込んでいるなと


思う時も ある。


でも こころから 優しく接しているなぁと思う場面も


もちろん たくさん ある。


今は そのはざまに いるようだ。


自分のしたいことは 全部したい。


でも 今日


思い通りにならないことも あると


知ったことだろう。


自分が したことが


思いがけず 今日のうちに


全部 返ってきた日。


「絶対あげない!」と 言ったら


「絶対あげない!」と 返ってきた。

でも


ふだん Aちゃんが なかまに優しくしていることが たくさんあるから


なかまはみんな


Aちゃんの違いに気づき


心配して 見てくれていた。

したことは


全部


返ってくる


いいことも


悪いことも


全部 全部。

いろんな気持ちを味わったら


次へ 進めるね。


自分の こころのいたみが


なかまの こころのいたみと


重ねて 感じることが


この先 できると思うから😊。



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