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道具を使って、道具を通して

こんばんは!

元 こまめっ子母ちゃん、


スタッフのももこです。


水仙が、辺り一面、良い匂いを漂わせてくれている。


こまめっこたちも、その匂いと花の美しさに魅了されている。


今日は暖かい!


ふきのとうもポコポコと芽を出している。

(摘んだものを帰ってからさっそく蕗味噌に。ご飯のお供!!)


こどもたちもどんどん上着を脱いで

動きも軽やかに。


さぁ今日は、ノコギリに挑戦!


太い枝をどんどん切るぞ!!


こまめっこたち、新しい道具にワクワク。


だから、とっても積極的。



いざやってみると


木が動いてしまい、なかなか思うように切れない。


そこでSくん

写真のように、さりげなく木を足で押さえる。


おぉ、すごい!


相手がやりやすいように、と動いてくれた。

それを見ていたDくんも真似して足を添える。


よく見てる。そしてすぐ動ける。


次にSくん、細い木はこっちの方がやりやすい、と


大きな岩を利用してやってみる。


木の性質で判断するなんて!


Sくんは本当によく見て、考えて、そしてすぐ動く。


水が入ったバケツを運ぶ時、かなりの段差があって


どうするのかな?と見ていると


Sくんがささっと先に段差をおり


写真の通り、バケツを抱える。


そしてなんなく運ぶことに成功。水もこぼれなかった。



こうすれば運びやすい、みんながやりやすい、


そんな判断が咄嗟にできる。


これは日々の観察力、経験力の賜物。


道具を通して手渡す、相手への優しさ。


焚き火大好き Kくんは、トングの使い方がとても上手だ。


大きな枝を持つときに


手の位置をさっと変える。


そして上手に火に焼べる。


興味がこの行動を推し進めてくれる。


こちらでは、何やら枝の取り合いが。


Aちゃんが持っていた枝を欲しがるYくん。


Yくんは「ちょうだい」「貸して」がなかなか出ない。

ただ取ろうとするだけ。


でも、Aちゃんはどうしても渡したくない。


この戦いにカッとなったAちゃんはYくんに手を出してしまった。


普段はそんなことをしないAちゃん。


そんな感情になったこと、自分でもびっくりしたと思う。


その後、2人とも


そのやりとりを見守っていたずんずんの話をじっくり聞き


自分たちの想いを伝え


お互いしっかりと理解してくれた。



大人からしてみれば


どこにでも落ちていそうな一本の枝。


でも、こどもたちにとっては大事な一本の枝。


その価値は、本人たちしかわからない。

枝を通してケンカしてぶつかって


そしてお互いの気持ちを伝え合って


そうやって理解していく。


物への想い、相手への気持ち。


想いがあるから所有したいし、もっと知りたい。


そこで誰かとぶつかって、新しい世界を経験する。



苦しい想いをしたとしても


それはきっと、未来にとっての宝物。


どうか、大事にね。


物への想い、物を通しての相手への想い。


じっくりじっくり、感じてね。






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