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雨のち晴れ

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。





雨風で始まった今日のこまめ。


朝の会の前に、雨宿りできる場所を目指して出発しようかと思っていたら、自然と輪ができたので撮った1枚。


それも、全員が外側に立って繋がった大きな輪だ。

自然な流れで始まった「まあるくなあれ」の歌が雨の中に響いて、


みんなの気持ちがこまめに向かっていることを感じる。





始まる前、Aちゃんはこんな表情を浮かべていた。


雨スタートのこまめは初めて。「初めて」は不安が大きいものだよね。


不安げなAちゃんとは対照的に、雨風で落ちたクルミに朝から大興奮のスタッフたちもいます。笑

経験値が増えれば増えるほど、雨を味方にできるのかも?!?




道中はTくんが先頭に立ち、道路を渡るときにもみんなの安全を守ってくれる。


最後尾のずんずんまでしっかり見守ってくれるTくん、頼もしすぎるなあ✨



みんなの気持ちはとにかく前向きなようで、


こんなに前のめりな姿勢で絵本を聞いてくれて。


遊びに行こう!となればみんなが走り出す✨


いつの間にか雨は止み、


キラキラに輝く水溜りに、謎の生き物が現れて。笑


みんなの足はどんどん進む。


気持ちは行動や表情に素直に現れるものだ。雨が止んで晴れてきたように、子どもたちの動きもどんどん晴れやかに。



どんぐり探したり、




ベンチに座ってお店やさんごっこしたり、今日はいつもと違う場所でのんびり遊びが展開されていく。



お散歩中のワンちゃんとの触れ合いタイムもあり、


とっても穏やかな時間が流れていく。


ふと空を見上げると、こんなにも素晴らしい景色が広がっていた。


秋っていいなあ。


自然ってやっぱりいいなあ。


と何度でも思う。





遊び終えて戻る途中、Iちゃんが「こまめ楽しかった!」と言った。

「楽しかったね。」でもなく、「楽しかった?」でもない、自分の想いを伝えてくれたのだ。


Iちゃんは今日、


「雨が止んだね」や「太陽が眩しいね」と、自然の変化を感じてそれを言葉にしていた。



これは、今日のような雨のち晴れの日に外に出ていなければ感じられないことだ。


Iちゃんの「楽しかった」という言葉には、この自然の変化をも感じて楽しんだことが伝わってきた気がした。




ただ、素晴らしさだけを味わわせてくれるほど甘くないのが「自然」




雨が止んでも風が強く吹いていた今日は、シートやら袋やらが飛んでしまう。


洗礼を浴びているAちゃんをニヤニヤしながら見ている意地悪なスタッフたち。

でも、いじめているわけではないのでご安心を。


みんなこの経験をして学んでいくから、絶好の学びの場だから。


経験を通して、


袋が飛ばないようにザックにしまったり、


シートがめくれないように重たいものを置いたりできるようになっていく。



「風、やめてー!」と言ってもやめてくれないことを知っていく。


自然相手にはどうにもならないことがあることも、今学んでいるのだ。






雨の日も、風の日も、もちろん晴れの日も、


その時しか感じられないことがある。


経験を増やせば増やすほど、広い視野をもった豊かな心を育むことができると思う。



今日のような天気が大きく変化する日に、外に出て、全身で感じることができたこの子たちの学びは大きい。


いつだって、貴重な貴重な一日。







今日も素敵な時間をありがとう。

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