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頭を使うということは

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。



真剣な顔でやっているのは、木の皮むき。



「卵の殻みたい〜!」と言って、かなり長い時間集中してやっていたHちゃん。


木を3本はしごして、むきまくっていた笑





Hちゃんは、自分のやりたいことを見つけると、グッとのめり込む集中力がある。


自分が満足するまでその遊びに没頭できる力の持ち主だ。




でも、周りに流されないけれど、周りが見えていないわけではない。



山には登らずに残ったKちゃんとHちゃん。


2人でのんびり探検していると、


Hちゃんが、「どうぞ」と邪魔になりそうな草木をよけてくれた。




自分のやりたいことには一直線だけど、他の友だちのことも気に掛けられるってすごいなあ。





今日は小屋周辺の小物がいろいろなものに大変身していた。






丸太を二つ並べて、その隙間に縦になるように木を並べると・・・




トラクターの出来上がり!





「カンカン」


大きな音が響くと思ったら、薪が楽器に変身。



どんどん演奏隊が増えて、大きな音になる。





私が足を開いて立っていたら、


「ここに入れまーす!」と、薪を足の間に投げ入れるS Mくん。


遊びの天才たちよ







Yくん「ここ通してくださーい。」




Sくん「はいどうぞ〜ウィーン。」


あまりにも自然なやりとりだったので、本当にドアがあるのかと思ってしまった。


こんな網一つでも遊びになっちゃうから、見ていて本当におもしろい。



友だちのまねをしていることが多かった子も、自分のアイテムを見つけて創造する側になる。


自分で遊びを創り出すって、たくさん頭で考えている証拠だね。




そういえば、今日はこんな場所も開拓していた。


ジャーン。え、ここのぼるの?!


私も戸惑ってしまうくらいの急斜面💦



先頭を切ったのは、山登り好きのTくん。


でも、様子がおかしい。


どんな山もへっちゃらで、体の使い方も上手いTくんが、止まってしまった。


「こわい」と泣いている。



そんな様子に気づいたSくんが長い木の棒を差し出して、


「大丈夫ー?Sがいるよー!」



別の場所から、「僕たちがいるよー」とも。


あたたかい声が聞こえてくる。



でも、Tくんは上を見ている。



どうしたいか聞くと、「登りたい!」だった。


足を出そうとしては、戻って、泣き叫んで・・・葛藤している。




立ち止まってたくさん考えた結果は、


「あっちの山に登ることにする」と言って、自分で降りること。



よく決断したね。


登りたい気持ちと、怖くて進めない気持ち、諦めるのが悔しい気持ち・・・


Tくんの頭の中でたくさん思考したことだろう。





そこにあるもので自ら遊びを創り出していくっていうのは、


頭も疲れるし、簡単なことではない。


でも、自分で考えて生み出した時間は糧になる!






考えるのを止めてはいけない。


また一つ大事なことを教わったよ。





今日も素敵な時間をありがとう。

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