お互いに
- はな
- 2024年1月23日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「よーし、ついたぞー!」
消防車に乗った3人の隊員が現場に向かおうとしている。

「あそこが火事だ!Wはそっち。Sはあっちに行って!」と指示を出すのはYくん。
きっと頭の中には、火事の現場が広がっているのだろう。
イメージを遊びに変えている時って、すごくイキイキした顔をしているんだなあ。

そんな消防車ごっこから離れた場所で、Kくんの声がした。
「おーいT、D、かくれんぼしないか??」
いつもアニキ2人の背中を追いかけているKくんだが、今日はKくんから声をかけたのだ。

「いいねー!」とアニキ2人も誘いにのってくれたのだった。
鬼ごっこをしていると、鬼をしていたTくんがKくんを追いかけながら言った。
「K、なかなかやるなあ!」と。

年齢が離れていても、一緒に遊べるし、年下だろうが素直にすごいことを認められる。
これがTくんのすごいところだ。
盛り上がっていた鬼ごっこを、やりたそうに見つめていたKTくん。
「一緒にやりたいの?」と聞くと、「うん。」と言った。
「じゃあTくんたちに伝えておいで。」と促してみた。

最初こそ「はなちゃんも一緒に行こう」と言っていたKTくんだったが、
休憩タイムに入ったTくんを見つけると、KTくんは一人で向かった。
「ねえT、Kくんも一緒にやりたい。」

はっきり大きな声で、伝えることができたKTくんだった。
Tくんも二つ返事でOK!
一部始終を見ていたDくんも、
「KTー!こっちこっち!」と温かく迎え入れ他のだった。


こちらはWちゃんとSくんが団子作りをしていたところ・・・

みんなが続々と集まってくる。
「何してるの?」とMちゃんのように入ってくる子もいれば、
何も言わずに眺めている子もいる。
それを見たWちゃんが「やりたいの?」と声をかけた。

HくんやSYくんが嬉しそうに仲間に加わったのだった。
それにしても、Sくんの作る泥団子(本人曰く、しゃけおにぎり)が上手すぎる!
どこで学んでいるのだろうか、ドロドロを丸めて、サラサラ砂をかけては転がし、を繰り返して立派なものを作り上げた。

それに気づいたTくんは「S、上手だなあ。どうやって丸くしてるの?」とSくんに素直に聞いていた。
Kくんの走りを認めるのと同様に、ここでも年下のSくんの力を素直に認めたTくんは
やっぱりすごい。

異年齢で過ごすことは、お互いにとっていいことがたくさんあるなあと感じた今日。
兄さん姉さんたちの力は偉大!

今日も素敵な時間をありがとう。
Comments