できた!
- はな
- 2024年8月27日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
いつもよりもちょっぴり緊張感がある朝の会。
今日は見学者が1名いたので、その話をしている場面。
「見学に来た人は、一緒に遊べる人ではなくて、勉強をしにきた人、みんなのことを見に来た人だよ。だから、みんなはいつも通りにこまめをやるよ」
そんな風に話をした。
真剣に聴いてくれているのが伝わってきたし、実際にその後の行動に出ていた。
今日見学に来てくださった方は、現役こまめっ子の保護者だ。
顔馴染みだし、一緒に遊びたかった気持ちもあっただろうが、子どもたちは自分から関わりにいくことがなかったのだ。
(目線でアピールはあったけど。笑)
今日の天気は雨。
いつものように沢に行くことができないので、今日の目的地と通る道などを話をした。
最終ゴールをはっきりさせてあげることで、少しでも不安をのぞいて前向きなのが気持ちで進めるように。
子どもたちの自主性を大事にしているこまめだが、集団で動いている以上はある程度の決まりも必要だ。
今日は話もたくさんあり、ザックカバーやカッパの支度もあり、ここまででも長い時間がかかった(畑を出る頃には10時過ぎ)が、これも大事な時間だと思う。
「木の屋根(あずまや)まで行くよ」とは伝えても、その道中は自由だ!
歩き始めると早速楽しいものを見つけていくこまめたち。
いつもの道に今日は水が流れている!と大発見!
ここ最近沢に入っていなかったDくんも、水の流れで靴を洗ってビッショビショ。
手や足が汚れたら、この流れを利用して洗っていた子どもたち。
たくましい限りだ。
ゆっくり時間をかけて歩き、木の屋根まであと少し!というところで・・・
Rくんが転んでしまった。
いや、ここだけではない。ここに来るまでもたくさん転んで、「うえーん」となって、自力で立ち上がってきた。
だが、なかなかこれまでのように立ち上がれないRくん。
見ると、片手には拾ったどんぐりをぎゅっと握っている。大事なお土産だ。
声をかけようかな、と迷って見ていると、Rくんは右手に握っていたどんぐりをパッと離して、両手をしっかりついて立ち上がったのだ。
こういう場面、2歳の子によくあるのだが、なかなか持っているものを手放すことができないのがあるあるだ。
なんとかして立ち上がろうというRくんの工夫に驚いた出来事だった。
ザックに水筒が入らなくて困っていたHくんも「いい方法あるかなあ」と言いながら取り組んでいたそうだ。
「できない〜」「手伝って」「やって」という言葉を今日もたくさん聞いたが、
少し状況を変えるだけで、「できた!」に変わるという状況がたくさんあった。
「自分でやりたい!」という意欲があるから、
RくんやHくんのように「どうにか工夫してやり切ろう」という気持ちが芽生えるのだろうなあ。
今日も素敵な時間をありがとう。
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