子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を
引き出すサポートをする
元小学校教員の ずんずんです😊。
最近 メルカリ活動がさかんです。
どんどん 身軽になっていこうと思います。
朝から 大粒の涙を
ぼろぼろこぼす Kくん。
今まで 「楽しい!」が先に来て
朝来るなり 自分の興味のおもむくままに
突進していくKくんだった。
が こまめに来て 2か月経とうとしている最近は
母とわかれて過ごすことを 身に染みて
理解してきたようだ。
本人が
その悲しみ さみしさに向き合いきるまで
ただただ 抱きしめる。
手には
ずっと にぎりしめて 離さない
コバンソウ。
「ママー ママー」と
言いながら。
朝 来るときに ママと摘んでいたっけね。
その思い出と共に
さらに なみだが あふれる。
「だいじだいじだから ポッケにいれとく?」
と伝えると
「うん。」と
大きくうなずいて
自分から 抱っこからおりた。
おなかには 大きな ポッケ。
「おなかにあれば おみやげを入れやすいから 縫おうと思って。」
そう 前回話していた ママの顔が
あたしにも 思い浮かぶよ。
愛情たっぷりの ママ。
会いたくなるのは 当然。
でも そんなKくんのことを
待っていた 友だちがいる。
「K あっちにいるねぇ。」
Dくんが 心配して つぶやいていたそうだ。
朝のはじまりは みんなで。
そんな想いや 愛情あふれる子どもたち。
目が 気持ちを 伝えてくる。
そんな気持ちを 受け止めたのか
朝の会の 約束確認の場面では
涙をすすりながらも ちゃんと参加していた。
そして そのままザックを背負ってしまえば。。。
ほら この通り!
あら この笑顔!
視野が広くなってきた Kくんは
はなちゃんの ザックを留めることまで!
自然は かたまった心を
ほぐしてくれる すばらしい存在。
そこにあるだけで ありがたい存在。
優雅に さくらんぼ狩りをしていたら
Hくんが ふらっと ひとりで 行ってしまった。
すると Kくんが
「めー!」
と 両手を 広げて
道をふさいでいる。
「一人で行ったら だめ」の
「めー!」なんだろう。
真剣な顔つき。
でも Hくんは 進みたい。
それを ふりほどき どんどん行く。
でも Kくんも あきらめない。
ついていき 追い抜き
先に立って 制する。
その責任感たるや。
さっきの 大号泣のKくんと
同一人物である。
後ろを振り向くと
これまた 心配そうに見守る ふたり。
ふたりとも あとから追いかけて
声をかけていた。
Sくんは
「みんなでだよ!みんな!」
と 伝えている。
あぁ いまだに 鼻がツンとするなぁ。
助け合ってるなぁと
じーんとした 場面だった。
みんなのいるところまで
Hくんを 送ってあげた 子どもたち。
Kくんたちのおかげで
みんなでそろって 出発しようというとき
Kくんが 言った。
「みんなで 行こう!」
さっきの Sくんの ことばが 響いたのかな。
朝から みんなに 助けられた
という 思いもあるのかな。
ひとりで 行ってしまうところを
助けられたHくんも
気づけば 助けてくれたSくんの 手を
握っていた。
みんなが いるから 進める。
みんなが いるから 助け合える。
なかまがいれば
ひとりより ずっとずっと強くなるね。
強いって
やさしなぁ。
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