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より深く

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。




「Iちゃんの 返してー」


この「どうしよう」という目がIちゃんの必死さを物語っている。

Sちゃんは間違ってIちゃんのザックを背負っていたのだった。



Iちゃんの様子を見て気づいたのか、徐々にみんなが集まってきた。

「こっちがSちゃんのだよ。」



「これIのだよー。」


「1回おろしてみー?」

全員の関わりで、Sちゃんは気づくことができたのだった。


「あは、間違えちゃった♡」


自分の意見を伝える側も、それを聞き入れるSちゃんも、両方素晴らしいなあと思った。

「Sちゃん、ザック間違えているよ。」と大人が言ったら一瞬で終わっていた出来事。


危ない危ない つい善意で言ってしまいそうになるが、


これは子どもたちの大事な機会を奪うことになる。



子どもたちはコミュニケーションを通して、


解決しようとする力、自分の意見を伝える力、それを聞いて考えて動く力、


いろいろな力を身につけているのだ。




Yくんは最後までIちゃんのことを気にかけて、手伝っていた。


でもそれはやたらに全部やってあげるのではない。


Iちゃんが困ったサインを出したからだ。

バックルを閉めてあげる時にY「痛い?」ーI「痛くない。」


そんなやりとりもあった。


この子たちはこんな風に、仲間のことをみて対話することができるんだ。




今日は6人。より深く子どもたちの発言や行動を知ることができる日。


子どもたち同士の関わりも、どこか濃い気がする。






久しぶりに畑を飛び出して、やってきたのは険しい山の中。


ずんずんが栗の木を紹介してくれるというので、みんな栗拾いする気満々で突き進んできたのだった。

途中、クルミが落ちていて「クルミも拾っちゃう?」なんて言っていたスタッフたちに


Tくんが一言「今日は栗を拾うんじゃなかったの?!」


・・・そうだった。


Tくんには目標に向かって進むブレない姿勢が備わっている。反省。笑





男の子チームはとっくに進んで行ってしまい、立ち尽くしていた女の子チーム。


最年少のIちゃんは、「怖いよぅ。ママはどこに来る?」と言った。


普段「ママは・・」ということが少ないIちゃんだったが、今日は相当の不安と恐怖を感じたのだろう。



それを聞いたSちゃんは、「ママくるよ、大丈夫だよ。Sが助けるからね。」と


Iちゃんの気持ちに寄り添って、応えてくれた。


Wちゃんも立ち上がった。「Wちゃん、もうすぐ3歳でお姉さんだから、行ってくる!」


その表情は凛々しくて、見たことないような目をしていた。


2歳から3歳になることというのは、子どもたちにとって大きな転機になることなのだろう。




立ちはだかった倒木を見てWちゃんは


「みんな(男の子たち)はどうやって行った?」と尋ねた。


私は少し見ていたので、橋みたいに渡っていたよ、と答えた。

それを聞いたWちゃんは


「Wちゃんは、木のトンネルを行こうっと。」と言って突き進んだ。

みんなのやり方も聞いた上で、自分にできそうな方法を考えて動いたWちゃんにあっぱれ!!




結局栗のイガイガしか見つからなかったけれど、


こうして探しにきて確かめて、探検をした、というこの過程に満足しているようだった。


大事なことは何か、教えてくれるのは子どもたちなんだなあ。

やぶの中で、感動の再開♡笑




早く帰ってきた男の子チームは、ひっつき虫を取りながら世間話なんてしながら待っていた。


遠くで泣き声が聞こえると、「Iの声だね。大丈夫かな。」とDくん。


「Iなら大丈夫でしょ。」とTくん。

この子たちは、仲間のことを私たちが思っている以上に理解しているのかもしれないなあ。




困ったときは、赤帽2人のお助け隊が向かいますよ!

Iちゃんのことをとくに気にかけてくれたSちゃんやWちゃんを見ていると、


Iちゃんが本当に困った時に、Iちゃんに必要な手助けをしていた。



スタッフに褒められたいから、手持ち無沙汰だから、とかそういう理由ではなく


Iちゃんのためを思っていた行動だったのだと確信した。



同じ「手伝う」という行為も、よく見るとその子の心が見えてくる。




個と向き合うのは面白い。


より深く、濃く関わるのは最高だ!














今日も素敵な時間をありがとう。


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