こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
丸太の穴に、枝をさすという遊びをひたすらやり続ける2人。
地味に見えて、穴を探したり、枝の太さを変えてみたりと、集中力がいるのだ。

朝大泣きしていたとは思えない2人。
左のEちゃんはまだ2回目、右のMちゃんは今日が初めての日。
初対面だろうが、どんだけ泣いたかも関係ない。「今、やりたいこと」に没頭していれば、自然と距離も縮まっていくんだ。
一つしか集中できないのではなく、
一つに集中できるって捉えると、子どもの能力は羨ましいなぁ。
そんなEちゃん、観察の仕方が鋭い。
じっくり観る。それも近くで。

Dくんが、ペットボトルに葉っぱや枝を詰めてジュースを使っているのを見ると、
(そこに座ってて、と指示されているのであって、怠けてる訳ではありません。笑)

Eちゃんも即実践!
まだまだ緊張している様子もあるけれど、たくさんのものを目に焼き付けている証拠。

今度はAちゃんが、近くでキャンプごっこを始めた。

すると、Eちゃんもついて行って観る。
やはり、距離が近い。グイグイ覗く。
そこに、EOちゃんが「ねえねえ、入ってもいい?」とやってきた。

Aちゃんは、「はいはい、いいよー!ちょっと待ってて。」
と言うと、自分のシートを持ってきた。
EOちゃん「ありがと〜」
Aちゃん「はいはい〜いいよいいよ座って。」
と、なんとも大人な自然なやりとりをしていた2人に関心してしまった。

ってあれ、Eちゃん、知らぬ間に入ってるー?!?
2人のやり取りを見て聞いて、入っても大丈夫と判断したのかな。
恐るべし!
春の訪れを感じさせるものが日に日に増えていくと感じた今日。
「見て見て〜、なんか変なのがある!」と言われるので見に行くと、ワタを被ったゼンマイが顔を出していた。

これが春の訪れを知らせてくれるものと知らなくても、
いつもと違うものがある
ということに気づける視点が素晴らしい。
こちらは、日に日に芽を伸ばすタラ。
今年の卒こまの記念として、植えてくださったもの。

それを抜きたくなる。笑
うん、分かる。真っ直ぐに伸びるきれいな枝は魅力的だよね。

これを見たDくんが、
「これ、ママたちがうめてくれたやつだよね。」
と言った。
式の準備に来てくれたDくんは、しっかりその様子を見ていたんだね。
こうやって子どもたちの口で語り継がれて、大事にされていくと嬉しいなぁ。
先週は緑だった蕾が赤くなり、桜がちらほらと咲き始めた。

つい満開を見に行きたくなるけれど、満開までの過程を見られるって幸せだとふと思った。
花が咲くまでのように、
たくさんの経験をして、心の栄養を蓄えて、自分のタイミングで花を咲かせる子どもたちのようだな、とも。

これから子どもたちがどんな花を咲かせるのか楽しみ。
私もどんな花を咲かせようかな。

今日も素敵な時間をありがとう。