溢れた日
- はな
- 2024年10月10日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
両手と共に、首の手ぬぐいも上がっちゃうくらいの勢いのあるお返事。
これだけ、今日のこまめを楽しみに来てくれているのだろうなあと思うと嬉しいなあ✨
私はIちゃんしか見ていなかったが、周りの子たちもこんなにも見てくれているのか。
そんなことに気づかせてくれる、ずんずんカメラマンの写真はやっぱり素晴らしいですよね✨
すっかり秋の空の今日。
天気と比例するように、今日の子どもたちの表情は輝いていたなあ。
過ごしやすい気温とも比例するように、子どもたちの遊び方ものびのびと穏やかで、それをゆっくり見守れる。
「風を食べてるんだよ」と言っていたYくんの隣にSくんもやってきた。
五感で風を感じていたのだねえ。
秋の風は、
「冷たい味」(Yくん)
「甘い味」(Sくん)
なのだとか。
それぞれがいい表情をして遊ぶ中、今日一際輝いていたのがHくん!
本日、開花宣言しましたー!と言わんばかりに、今まで見たことがないような言動がたくさんあったのでとことん紹介!
まず、没頭して遊んでいるところから表情が違う。
これまでは遊んでいる子を見ている側だったが、今日は自分が遊ぶ番。
そいへのて、遊んでいると使いたいものが出てくる。
促しはしたけれど、「貸して」とRくんに伝えることができた。
これも初めて見た光景だ✨
Rくんとの交流が生まれたことで、Rくんと同じことをしてみる!と躊躇なく水溜りに入っていったHくん。
仲間への水筒配りもしていた。
自分の中で留まっていた意識が、仲間にもむき始めたのが分かる。
何より、顔つきがこれまでと全然違う✨
自信に満ち溢れた表情だ。
誰かの言った言葉を真似することが多かったHくんだったが、
今日は空の飛行機を見て「飛行機行っちゃったねー」と言ったそうだ。
おうむ返しではなく、自分で考えて発した言葉。
片付けだって、
苦手な着替えだって、自分でやろう!が止まらない。
極め付けはザックだった。
ザックが倒れているところから、起こして、倒れても何度もやり直して
自分で腕を通して、ぱっちんこ。
「できたー!!」
ザックが背負うことが嫌で、背負う前から泣いて動こうとしなかったHくんは、
もういないのだ。
それはそれでなんだか寂しい気がするが・・・笑
この乗り越えた顔がたまらない。
Hくんは、とにかく観察の目が鋭い。
仲間のやることなすことを、近くでずっとインプットして、
今日がその器から溢れた日だったのだろう。
面白いことに、溢れる日は突然やってくるね、とずんずんと話をしていた。
でも、切り取って見たらいきなり変化したように見えるが、全てはこれまでの積み重ねなのだ。
溢れたら、また次の器を用意して次のステージに向かっていくのみ。
これからのNEW Hくんも楽しみだなあ♪
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