防災訓練
- はな
- 2024年10月1日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
整列!!!
なんて言葉は何も言っていないのに、この美しさよ。
今日は月に一度の避難訓練。
地震がきたらどうするか、と言う話を事前にする。
「一人にならない」「命のロープを離さない」
お約束はこれだけ。
このあと、一時避難場所の広場まで全員で向かう。
避難訓練につながると思い、今日はこんな絵本を読んでみた。
「どうやってみをまもるのかな」
動物たちは、危険からどうやって身を守るのかが描かれた絵本だ。
「身を守る」という言葉はあまり聞き慣れないかと思っていたけれど、
2歳のRくんはよく分かっていた。
この動物はどうやって身を守るのかな?と問いかけると、Rくんはこのポーズ。(全部そうだったけど笑)
日頃練習している、ハチから身を守るためのポーズだ。
いつもは「命まもるよ」と伝えていたが、ちゃんと「身を守る」ことに応用していた。
何歳でも、上手に話せなくても、
自分の命は自分で守ることは、伝え続けていかないなぁと再確認。
今日は7人中4人が2歳(1歳児)という集団だ。
それにも関わらず、この整列具合!笑
いや、笑い事ではないのだけれど、笑っちゃうくらいに一列だ。
ずんずんが撮ってくれた写真集↑、どの場所でも、カーブの道でもしっかり一列。手も離す子はもちろんいない。
転んでしまった子がいても、「大丈夫?」と止まって声をかけるHくん。
車が来たら、全員で壁忍者。
月に一度の避難訓練とはいえ、子どもたちにとっては日々の活動のまとめのようなものなのかもしれない。
自助、共助、公助
災害時に大切なことと言われるけれど、
こんなに小さな子たちでも、「自助」の意識をもつことはできるんだよなぁ。
自分の命は自分で守る!
無事に広場に着いたら、お決まりのポーズ。
と、今日はここに「Yもやりたい!」Yちゃんもやってきた。
さらに、「Zくん!Zくんどこ!」と、友だちと関わりながら遊ぶ場面も。
輝いていた。
Yちゃん以外の子たちも、広場につくとどこか安心した様子だ。
私もほっとする、というのが正直な感想だ。
四方にどこまでも行けてしまう場所では、見失いが起きてはいけないと、気を張ってしまうのに対して、
ここは広いとはいえ、ある程度遊ぶ範囲が決まっていて安全が確保されている。
さすがは避難場所だ。笑
子どもたちは、
そんな場の発する雰囲気や、
スタッフの穏やかな気持ちを感じるのだろう。
Yくんも、これまでに見たことないくらいに
自分から動き、自分のやりたいことをしていた。
表情も柔らかかった。
みんなそれぞれに動き出しのタイミングがあり、それは操作することはできないけれど、
一歩踏み出す起爆剤のようなものとして、サポートすることはできる。
安心安全の環境づくりから、周りの人の空気感まで、できるところは整えてあげたいと思った防災訓練の日でした。
今日も素敵な時間をありがとう。
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