一から
- はな
- 2023年4月25日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
Aちゃんのこなれ感といい、
Yくんの表情といい、
いい顔してるなあ😆

気になるパイプの中には、カエルちゃんがいた🐸

子どもたちは、これだけで大興奮。
「ここがお家なのかなあ?」
「棒を入れたら出てくるかなあ?」
「お母さんはどこにいるのかなあ?」

カエル1匹でたくさんの想像を膨らませて関わる。
「興味をもって、観察する」ってこういうことなんだろうな。
朝から腹ペコのみんな(笑)は、こんなものを発見した!

どうしてもとりたい!
でも、大人たちはとれない(とってくれない笑)みたい。
こうなれば、腹ペコキッズたちの頭はフル回転。

枝を使ってみたり、
こんな太い竹を持ってきてみたり。

普通にジャンプしても届かないとなれば、
Yくんは棒高跳びのように助走をしてジャンプ!
届きはしなかったけど、考えたねえ!

結局、とれることはなかったけれど、
あの手この手でやり切ったのか、子どもたちは次の場所へ。
その場で全て解決しなくても、
みんなで考える時間さえ楽しんでいるのが素敵だな。

今度は何やら穴掘り中・・・

すると、Y Sくんの泣き声と共に、
「折れないでええ!」という声が聞こえてきた。
友だちに「折らないで」ではなく、棒に「折れないで」。
クスッとしてしまうけれど、本人は必死なのだ。
お土産に持って帰ろうとしていた大事な棒なのだ。踏まないでほしい。
とにかく取られたくない一心のYSくん。

左側のみんなも、最初はたまたま踏んでしまっていた様子。でも、YSくんがやめてと言うほど面白くなって踏んでしまう、
そんな出来事だった。
YSくんは泣きながらも、ずっと「やめて」「踏まないで」「それ(またぐこと)もやめて」と伝え続けていたが、なかなか伝わらず。
状況が変わらなそうだったので、
「Yくんは今どんな顔をしているかな?」と一言声をかけてみた。
すると、さっと棒の横に移動したKくんは
しばらくYくんの顔を覗き込んでいた。

Yくんのことを考え、想っている顔だった。
嫌なことは伝えなければならないし、
相手が嫌と言っていることはやらない。
私たちにとっては当たり前のことで、
「たったこれだけのことで」と思ってしまいがちだけれど、
子どもたちにとっては、一大事。
いろんな場面に遭遇しながら、一つ一つ学んでいるのだなあと改めて思った出来事だった。
Yくんが 「みんなが座るイス作った!」と教えてくれた。
「ここで、みんなで絵本読むの。」と。

朝「ママがいいの〜」と泣いていたとは思えない発言に、驚いた。
さらに「いいね!みんなで座ろう〜!!」とWちゃんが言ってきた。

自分のことに精一杯なはずなのに、みんなのことを気にかけようとすることができるんだ。
そんな姿に感動してしまった。

全力で遊んで、
ときには仲間と衝突して、
一から考えながら、学んでいく。
そして、私たち大人も日々学び続ける。
こまめはそんな大切な場所。

今日も素敵な時間をありがとう。

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