こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「あそこにいる!」「鳥がいるよ」「鳥じゃないよ」
「お母さんを探しているのかなあ」「一人で寂しいのかなあ」
子どもたちのつぶやきは止まらない。
朝の会の途中で、近くにやってきたキジバトに全員が集中する時間。
これだけで、子どもたちの興味と想像が掻き立てられる。
子どもたちはそれぞれに湧き上がった「なぜ?」を各々につぶやき、それを聞いているのがとても面白い。
鳥の正式名称なんてのは今はどうでもいいのだ。
一瞬、見逃してしまった私は「どこいった??」と聞いた。
すると、この揃い具合だ。笑
それだけ集中して、みんなで同じ方を向いているという証拠。
キラキラのみんなの目を見たら、こういう時間を大事にしたいなあと思う。
いつものように出発してしばらくした頃、
Dくんが「ここTが落ちたところだから、気をつけて!」と言った。
前の日に、2歳のTくんが落ちてしまって大変だった場所だ。
Tくんの事件は他の子にもこうして影響を及ぼしているのだよ。笑
みんなで語り継いで、学んでいくんだ。
丘に着くと、近くで遊んでいたAちゃんが徐に登り始めた。
おしゃれな水色とピンクの靴下が目立つこと♡
以前もやっていたので、今日も滑り台をするのかな?と思って見守っていると・・・。
体が前傾していよいよ滑り出そうとした時、「あ・・・やっぱり怖かった。」
と言って、また別の場所に移動したAちゃんだった。
また別の場所で滑り台を試みようとしても、
「やっぱり怖かった。」と場所を変える。
これを何度か繰り返した結果・・・
Aちゃんは来た道を戻るという選択をしたのだった。
本当にトライしようとした結果出た「やっぱり怖かった」という言葉。
以前できたからといって、今日もできるとは限らない。
体の調子で記録が左右されるように、心の調子の良し悪しもあるのが当然だ。
Aちゃんは自分で自分の体と心と相談できる力があるんだね。
「怖そうだから今日はやめておく」ではなく、やろうとしたことが素晴らしいなあと思った出来事だった。
今度は、地面の枯葉をひっくり返しているとミミズを発見!
Sくんは、土の中からミミズを見つける度に縁石の上に置いていた。
なぜかと思って聞いてみると、
「綺麗だから。こっち(枯葉の中)は汚れていてかわいそうだから。」と。
なるほどなあ。大人から見れば、理由を聞かなかったらいじめているようにしか思えない。
子どもたちの行動にはちゃんと理由があるし、どんな形であれ相手のためを思っているんだよなあ。
お次はお店屋さんごっこ。
Kくんの営むアイスクリーム屋さんに3人の客がやってきた。
それぞれが「チョコ ぶどう レモン くださいー!」と注文。
Kくんはすぐに「はいチョコアイスでーす!」「はいレモンアイスでーす!」と、しっかりと頼んだ人に商品を渡す。
一つは忘れてしまったのかもう一度尋ね、オレンジ帽のKくんも「ぶどうでーす」とそれに答える。
「相手の言葉を聞いて、それに応える」
私たちからしたら当たり前のことも、子どもたちは今学習中。
お店屋さんごっこをしながらも、子どもたちはたくさんのことを吸収して学んでいるのだなあと思う。
今日は、昨年度末に卒こましたスタッフのももちゃんが来てくれた。
ももちゃんと関わっていた子どもたちは、嬉しくてたまらない日!
お店屋さんごっこではももちゃんにたくさん売り込み、
ももちゃんと世間話をして、
手伝って欲しい時にはももちゃんにお願いする。
「関わりたい!」の気持ちが全面に出ていた子どもたち。
もちろん私たちスタッフも嬉しい一日。
ももちゃんの子どもとの関わり方をみて聞いて学べるし、
いつもよりも濃密に子どもたちと関わることができる。
一人とじっくり関わると、
「こんな考え方しているのか」「これは自分とは違うな」と、新たな発見が生まれるから、面白い。
それは対子どもでも、対大人でも同じだなと思う。
今日のように濃厚に人と関われる時間は幸せなことだ。
集団でも、「対ひと」を忘れてはいけないないなあ。
久しぶりの再会と、初対面による恥ずかしさからももちゃんに背を向ける、朝イチの一コマ。笑
今日も素敵な時間をありがとう。
↓
↓
↓
「こまめ体験会」と「こまめ説明会」✨。
な、な、なんと・・・定員に達しました!
ありがとうございます。
参加される皆さんとお会いできるのを楽しみにしています😊
Comments