こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「見てー!ちょうちょみたいな葉っぱだよー!」と、Yくん。
このキラキラの顔がたまらない〜♡

キラキラの顔は周りにも伝染していくよね。

朝こそ少し泣いたものの、今日のYくんはいつもと違う!?
ここに向かう前、
「あれーみんなは??」と言ったYくん。

いつもは1番後ろから、前を行くみんなが見えなくなって「みんなはー?」だったが、
今日は足取り軽やかに、後ろを振り返ってみんなを探しているのだ。
「今日はどこ行く〜??」とキラキラの顔の連続だった。
先の見えない不安から、
先に待ってるものが楽しみ!
に変わった日✨
これは朝の会の様子。
子どもたちと毎日毎日、約束の確認をしている。
「車がきたら、どうする??」
すると、KUくんは丸太をゴロゴロと動かしてどかしている。
自分が端によけるだけではない、自分の行動に余裕が出てきた証拠に、車が通れるようにと丸太をどかしているのだ。

みんなが端に寄る中、
丸太に座っているRちゃんを、KMくんが発見した。
端によけないと、車に轢かれてしまう。

けど、まず声をかけずに寄り添ってこの表情だ。
心から気にかけている、Rちゃんの動きを見守る優しい目。
徐々に距離を詰めていくと、
最終的に、KMくんはRちゃんの手を引いて端へ促した。

すると、Rちゃんもしっかりその足で動いたんだ。
最初から強引に手を引いていたらRちゃんは嫌がっていたかもしれない。
大事な仲間だからできる行動だ。
「1人にならない」というこまめの大事な約束を、よ〜く理解していて
「1人にしない」という風にも考えているのかもしれない。
「ハチがきたらどうする?」
ときたら、みんなすぐに屈んで頭を守るポーズをする。
そんな時、帽子をしていない仲間がいることに気づいたDくんたち。

黒色が好きなハチから頭を守れるように、と帽子を被せてあげる。
すごく自然な行動だ。
4月や5月は、お約束の話を聞いて自分が正しい行動をすることだけだった子たちが、
最近になって、どう動いていいかわからない仲間のために行動している。
毎日同じ練習をして飽きないのだろうか、投げやりにならないのだろうか、と思っていたが、
繰り返す意味はここにもあると思わせられる。
毎度真剣に話を聞く子どもたちに感謝だなぁ。
Cちゃんは、自分でザックを背負えて「できた!」と満足顔をしていたかと思えば
今度はRちゃんに声をかけていた。
「ほら、立てる?立つんだよ。」と。

自分のことができると、周りがどんどん見えてくる。
その余裕と優しさを惜しみなく仲間に注ぐ。
素晴らしい循環が起こっている。
さっきまで、自分がザックを背負うのに苦労していたSくんも、ずっとRちゃんを見つめる。

声はかけずとも、その気持ちは伝わってくるんだなぁ。
今日も、たくさんの「できた!」が聞こえてきた日だった。
「初めてミニトマトを1つ食べられた!」

「自分でバックルを取ることができた!」

「自分で靴下を片方履くことができた!」
「さ行が言えるようになった!笑」

小さく聞こえるかもしれないけれど、
子どもたちにとっては大きな大きな一歩。
その一歩を共に歩み、喜びを分かち合えることに感謝だなぁ。
できるって嬉しい!楽しい!
できることが増えると、
見える世界が変わってくる。
視野が広がるってこういうことなんだなぁ。

今日も素敵な時間をありがとう。