心動く
- はな
- 2024年11月14日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
誰だって人の役に立ちたい。
表情が物語っているね。
一生懸命に小さな手を動かしてYちゃんを助けるのはHくんだ。

この場面を見た時、ずんずんと二人で顔を見合わせて驚いた。
私は事の始まりは見られなかったが、「H、やって。」とYちゃんからのお願いを受けたのだそうだ。
小さな人が、小さな人を頼って助けてもらっている姿はなんとも微笑ましい。
お互いに、信頼関係が結ばれてきたのだねえ。
Hくんが、難しくて一旦手を離すとすぐにZくんが「やろうか」と言って現れた。
一体いつの間に見ていたのかい?!?

Hくんも、Zくんの様子をじっと観察して、最後まで見届けていたね。
Yちゃんが使っていたバケツを、Eちゃんが持っていってしまった・・・
Yちゃんは手を伸ばすだけで言葉が出ない。
するとIちゃんが「これ使いたいんでしょ?」とEちゃんからバケツを返してもらってYちゃんに渡してくれた。
Iちゃんは今この場に来たばかりだったのに。

ここでも、いつの間に見ていたんだい?!?な出来事だったなあ。
一人で恐竜ごっこをしていたYくんに気づいたEちゃんが声をかけに行った。
「何ちてたの?一緒に遊ぼうよ。」

着替えの時Iちゃんは「Sくん手伝って〜!」とSくんを頼った。
Sくんは自分の着替えをあっという間に終えたので、周りの子たちを助けるためにたくさん動いていた。
「手伝って欲しかったら、ISを呼んでね!」と言っていたそうだ。かっこいい。

子どもたちは本当によく見ているし、
入り込む「間」も絶妙だし、声かけもシンプルで、真っ直ぐだ。
見習わせていただきます。
このところ、日ごとに成長しているなあと感じさせてくれる子どもたちだ。
朝の会の前、授業参観みたいだとずんずんが言っていた。笑
でも、後ろに保護者の方々がいても自分の椅子を用意して座って、心はもうこちらに向かっているって改めて見たら凄すぎる!!

12人もいた今日も、全員が心を一つにして朝の会に向かっている。
もう、卒こまできそう!!笑

と思っていたら、あの音が響いてきた。
それも、かなり近い?!?

これはもう走るしかなーい!!
急げー!!

間に合った!
なんと、運がいいことに今日もヘリの訓練に出会えたのです!!

昨日は道路を挟んで見ていたHくんも、今日はすんなりと近づいて行った。
やっぱり経験は大事。

しかも、今日は合計3機ものヘリがやってきたのだ。
もう大人も子どもも大興奮。

みんなが感想を口々にしていた中で、Hくんが「近いねえ。」と言った。
Hくんの口から聞いたことがなかった言葉だったのでこれまた驚いた。
いつもは遠くに見えるヘリが今日は目の前に大きく映っていて、強い風も肌で感じる。
身体で、五感で感じたからこそ出た「近い」という言葉なのかなあ。

「さっきのは赤だったけど、今度は色が違う!」
「今度はあっちから来たね」
「小さいタイヤがあったよ」

子どもたちの観察は止まらない。
Yくんは「ばらばらばらーって音が怖かった」と話していた。

それを聞いたMちゃんは、「Mちゃんは見れて嬉しかった!」と言った。

Eちゃんは「大きいの怖かった」と言った。

それぞれ自分の言葉で気持ちを伝えられることができることに関心してしまう。
大きな音、強い風、隊員さんの言葉・・・たくさんの刺激を受けて、
それを仲間と共有して、
感情が大きく動いた日。
目を大きく開いて輝かせていた子どもたち。
今日もまた心が大きく大きく育ったのだろうなあ。

航空部隊の皆さん、貴重な経験をありがとう!
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