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手放す

こんばんは。


子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を

引き出すサポートをする

元小学校教員の ずんずんです🌱。

両手放しで

歓喜をあらわす S姉弟。


楽しいと なんだかノってきちゃうよね。

友だちとの遊びで


終始ご機嫌の 本日最年長Mちゃん。

なかよしのYちゃんといっしょに

弟のKくんの 護衛にまわる。


転んだら、


靴が履けなかったら、


そんな場面でも すっとんでくるが

「あとは自分でやってね~。」とか

「そうそう!できるじゃ~ん!」とか

なんだか けらけらと明るく

ライトな感じのMちゃん。


このたくましい ねぇねMちゃん、

少し前までは 弟Kくんのことが

心配で心配でたまらなく

号泣する日

があった。


家でも 「心配だから Kとは別の日にして。」

と 親御さんに訴えたそうだ。


そこでわたしたちは Mちゃんの 心の奥底の真意を知る。


不安に直面できない自分、

をMちゃんは 知ってるんだ。


弟が心配、ということを前面に出し(もちろんそれも本当)

そこに目を向けないようにしているのだと。


できないから 遠ざける、

できないから やめる、

って すごく簡単。


やり続けるのは 大変。


親御さんは Mちゃんの気持ちを深く受け止め

かと言って

それをうのみにするわけではなく

弟と通うことになり現れた、Mちゃんの課題をも

おおいに 受け止めていた。


すばらしい家族だなぁと 感心しきりだった。


あたしたちスタッフも

同じ気持ちだ。


Mちゃんならば 乗り越えられそう、

という未来が見えるから。


でも渦中にいると 見えない。


そんな心配な気持ちに寄り添い

いっしょに進みたいと

いろんなご家族を見ていて

改めて思う。

Mちゃんが Kくんを、

というか

自分の「ねばならない思考」から

手放せたとき

Kくんにも 変化が訪れた。

朝の会で 自分の居場所探しをしていたHくんに


丸太椅子を指さし

目を見つめながら 合図をする。


「ここ 座んなよ。」とでも言うように。

ザックを背負って

帰ろうとするHくんを追いかけた。


1歳8か月は

ここまで やれる。


自分の自由な意思で

自分が思うように

自分がしたいように動く。

みんなの支えがあって

立ち直れた Hくん。


ひとりひとりが

思考も行動も

自由でいられると


何かが生まれたり

何かができたりする可能性が

広がる気がする。


もっともっと

広がっていくんだろうな。


そんな幼児たちの光景を

広めるべく

日々 奮闘中。


 
 
 

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