こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
今日もせっせと秋のお仕事。
そう、銀杏の処理。

(素手で扱ってますが、様子を見ながらこまめに手洗いしながらやってます!)
種の出し方のレクチャーをしてくれたのは、Dくんだ。
躊躇なく剥き始めたDくん、前は「くさいー!」と言っていたのが嘘のよう。

得体の知れない物を、
「おいしいよ〜。持って帰っていいよ。」と伝えたところで誰も持ち帰りたがらないだろう。
こうして自分が関わって、
まずは正体を知ることから。
この過程を知ることから。
Rちゃんも集中力を発揮!
おもちゃを使わなくても、
自然界には指先を使うトレーニングもたくさんだね!

Tくんは、片手で上手に種を出している。
5歳にもなれば、世間話をしながらこんな作業ができるのか?!
いや、これはTくんだからだろう。

今年初めての銀杏との出会いの日は、集めるための袋を持っていただけ。
2回目の出会いは、素手で拾って。
3回目の今日は、実を剥く作業を。
だんだんと銀杏との距離を縮めてきたTくんだったのだ。
その間、家でも食べたそう。
体験を伴って、銀杏を理解してきたから
今日あれだけ集中して作業をしていたのだろうなぁ。
体験に勝るものなし!
銀杏のお仕事をしていると、
「これにも銀杏を入れよう!」とおままごとグッズを持ち出し始めた子どもたち。

この活力に満ちた顔、最高だ。
道具置き場と銀杏のある場を何度も走って往復する。
「早くやりたい!」という前向きな気持ちがあると、子どもたちは必ず走る。
もはや法則のよう。笑

そんな流れで、おままごとも始まった。
銀杏のお仕事を強制している訳ではないので、それぞれの興味に赴いて遊び始める。
泥水遊びに集中していたKくん。
水溜まりにホースをつけて、
「水が出ないの。なんでかなぁ??(水出したいのに。)」と呟いていた。

「いやいや、出るわけないだろう!」
とは言えない。Kくんの顔は本気だから。
いくらか考えて、Kくんの出した答えは、「待ってみる」だった。
かなりの時間待って、水が出てこないと分かったKくんは、あっさりと次の遊びへ。
水が出る出ないの問題ではなくて、
「考察して確かめる」という過程を楽しめるのは、すごいこと!
Rちゃんがシートをたたんでいた時、Cちゃんが近くで見ているという場面があった。
Cちゃんは、「うん、そうそう。」と手は出さずに見守っている。

たたみ終えたはいいけれどザックに上手く入らない、となった時にCちゃんはさっと手伝ってくれた。

そしてCちゃんも難しい、となった時に
近くで一連の流れを見ていたTくんが手伝っていた。

見守る時は見守る。
必要がありそうなら手伝う。
子どもたちだけで、これができてしまうんだなぁ。
朝にもあった。
自分でザックを丸太の上に引き上げたはいいけど、1人で背負えない、と泣き出してしまったRちゃん。
すると、泣いているちゃんに1番に声をかけたのはDくん。

「何が起きたの?」と一言。
「俺がやってあげるぜ!」と一方的な関わりではない言葉。
落ち着いて、まずはどうしたのか聞いてみる
こんなこともできるんだね。
状況を理解したDくんは、
「じゃあ、ここに(ザックを)寝かせるよ」
と言うが、Rちゃんは「ダメェー」

Dくん「じゃあここ持ってようか?」
Rちゃん「やだああああ!!」
こんな風に、Dくんはどんな言葉が返ってきても、冷静にやりとりをしながら関わっていたことに驚いた。
私なら、「じゃあ自分でやりなー!!」と言って投げ出してしまうかもしれない。
Dくんを見習わなければいけないなぁ。
今日は銀杏を中心に笑、
みんながぎゅっと狭い範囲にまとまっていることが多かった。

それぞれが別のことに没頭していても、
仲間の意識があるのだろう。
程よい距離感を保っているように感じた。

自分のやりたいことに没頭して、
時には、友だちと一緒に遊ぶ。
困った時には、
スタッフたちにヘルプを求めたり、
時には仲間が助けてくれる。

スタッフが子どもたちを見守る
だけではなく、
子どもたち同士でも見守り合い、
手を差し伸べ合う環境がここにはあるんだなぁ。
今日も素敵な時間をありがとう。
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