距離感
- はな
- 2024年7月4日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
水面との距離、0センチ!
暑くなればなるほど、子どもたちの体と水との距離が近くなる。
溶けそうな暑さの今日・・・
夏の虫がちらほらと顔を出し始めて、
まだ姿は見ていないけれど、アブラゼミの鳴き声もたくさん聞いた今日。
いよいよ夏がやってきた・・・!!
水面と一体化していたSくん、今日の遊び方はいつになくダイナミックだ。
こんなしぶきをあげるくらいの大ジャンプは、見ていても気持ちがいいなあ✨
大きな口が物語っているように、暑さなんかよりも、楽しさが勝っているのだろう。
暑ければ暑いほど沢の冷たさが気持ちいい。
自分の身体でいっぱい感じてほしい。
ジョウロや水鉄砲などおもちゃがなくても、子どもたちはお水に浸かるだけでこれだけ楽しむことができる。
みてみて〜顔洗ってる〜!
家では嫌がりがちな洗顔も、遊びなら何度でもやってしまう不思議。
そんな先輩たちの姿をじっと見つめる人が一人・・・
Yちゃんだ。
まだ緊張や不安が大きいのか自分の心を開けていないのか、腕組みをしている。笑
ただ、目はしっかりみんなの方を向いているのだ。
前回は誘われるがままに入水して、沢の中の石の上に座って周りを観察していたが、今日は自分の意思で水に入り、立ち止まり、様子を観察していたのだ。
それからしばらくして、引きで観察タイム。
あんなにはしゃいで遊んでいた先輩たちだが、視野の広いみんなは一人で見ているYちゃんのことも気になる様子。
綺麗なソーシャルディスタンス。笑
「何してるの〜?」と、定期的にYちゃんの周りに集まってきては隣で泥遊び。
次第にYちゃんの目線も、観察タイムから自分の時間へ変わった。
誰もYちゃんを無理やり水に入れようともしないし、強引に遊びに誘ったりもしていない。
Yちゃんのしていることを受け止めて、付かず離れずの距離で関わっていただけだ。
そんな距離感が安心できたのか、腕組みをして硬い表情だったのが、リラックスしている表情に変わっていったのだ。
みんながワイワイしている中でぽつんとしている姿だけを、知らない人が見たらかわいそうだと思うかもしれないけれど、
その前後を見ていると、子どもたちは常に気にかけている。
来てくれたからには、思い切り遊んで欲しいと思ってしまうこともあるけれど、
誰もが心を開くまでのペースが同じというわけではないことは大人も子どもも同じ。
「その子のペースを絶妙な距離感で見守る」ということが子どもたち同士でもできているのだなあ。
見習います。
ドキドキハート♡どうぞ♡
今日も素敵な時間をありがとう。
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