こんばんは。
子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を
引き出すサポートをする
元小学校教員の ずんずんです😊。
車の中で ラジオを聴くことが多いです。
コアなラジオネームに ひとり爆笑しています。
「静岡のオバサン」とか
「調子狂ーニー(ジョージクルーニー)」とか。
おとななら なんてことのない
階段の段差。
2歳の子たちにとったら
それはそれは 大きな壁や崖となって見えるのだろう。
よつんばいで
一段 一段 確実に登っていく。
3キロほどのザックを 背負っている。
それでも 歩みを止めない。
あと一段!
というところで
Sちゃんの集中が 途絶えてしまった。
泣き叫んでいるが
そのまま見ていることにした。
どうするんだろう?と
興味をもったまま。
声もかけずに 見ていたら
手には いつもみたいに 石と小枝が。
それじゃぁ 手をつけないなぁ、と
その理由にいつ気づくのかと
見ていた。
一回ひっくり返ったが(近くにいるので支えてけがなし)
どうしても 手放さなかった。
Sちゃんは いつも言っている。
「ママのおみやげ。」と。
なんとかして 上までよじ登った。
それでも 泣いているので
よくやったね、という共感と
登ってきた階段を 見せた。
子どもたちは よく
「できないー!」という。
確かに できないから苦しんでいる。
でも できたこともあったはずだから
そこを プラスポイントにしたらどうかと 思った。
Sちゃんには
今 登ったところが これだよ、
Sが 自分で 登った階段だよ、
というと うんうんと
何度も うなずいていた。
子どもたちは こころで聴いてくれる。
今日も 雨。
でも なんだか 晴れてきそう!
だったら あの場所で過ごせそう!
遊牧民こまめ、
天気によって あっちゃこっちゃの
その日暮らし。
子どもたちも 耐性がついてきます(笑)。
が、初めて通る道や場所などは
やっぱり 気になったり
いやだったり 不安だったりするもので。
SMくんは いつもの場所じゃないじゃーん!!
とばかりに 泣いて抵抗をする。
そこに 近づいてゆく SOくん。
まずは 階段前で。
そして 少しして歩いた、と思ったら
また 座り込み開始。
今度は 道の真ん中で。
Aちゃんが 「置いてかないよー!」と
声をかける。
もう お姉さんの風格だ。
それでも 動かない。
少し歩いても すぐに また座り込んでしまった。
「オラぁ 違う道なんて認めないね。」
とでも言うように 今日は 頑なに 座り続ける。
そして その気持ちをわかってくれよと
泣き続ける。
するとまた SOくんが近づいて行った。
何をするわけでもない。
でも SOくんの顔を見ると
にっこりと笑う SMくん。
気にかけてくれてるってわかるから
うれしいんだねぇ。
でもね SMくん
笑ってる場合じゃないのよ、
あなたより 号泣してた人がいる。
Hくんだ。
当人より 激しく泣き叫びながら
あたしの手をとり ぐいっと動かした。
SMくんを 助けてやっておくれよ、という意味のよう。
まだ たどたどしいことばで伝えてきたのは
「えーん、だいじぃ。」
えんえんしている子が だいじ、
という意味だとわかった。
だいじだから 助けたいんだよね。
なんという 心意気なんだろう。
これまでの 登場人物は すべて2歳。
話せないから 助けられない、
では ないんだよね。
すごい 世界だ✨。
でも 今日の SMくんは
なかなか 切り替えができなかったようで
座り込み続けた。
どんな気持ちなんだろうなぁと
隣で 腰かけてみる。
泣き叫び声は まったくない。
このあと どうしようかなぁと考えていると
向こうから 救世主が あらわれた!!
SMくんを まっすぐにとらえている。
これまで 何度も何度も
戻ってきて 助けてくれようとしたHくん。
また 戻ってきてくれた。
「Tくんは あっちにいるな。
Hくんも あっちにいるな。
SMくん ひとりになってるよ!」
「みーんな (あっちに)いるよ!」
と。
常に 「どうしたらいんだろう?」が
頭にある。
そして 考えたらしい、
「引き上げる」って 言ってる(笑)。
どういうことかなと 見ていたら
そういうことか!(笑)
近くにあった つるをちぎり
SMくんの 脚にひっかけて 吊り上げる方法。
子どもらしくて かわいらしい発想だなぁと思ったが
Hくん自身は 真剣そのもの。
でも 重くて 引き上げきれなかったみたい。
あまりに 時間が経ってしまったので
今回は 抱きかかえて みんなのところへ
いくことにした。
Hくんは SMくんのザックを背負ってくれた。
みんな なかまのために
よくやってる。
しぜんと 身体とこころが 動いているんだよね。
こんなに すごいことはない。
何度も言ってしまうのだけど
子どもたちは
助けることを あきらめない。
本当に 感心してしまう。
SMくんも すごい。
新しいコースに よくチャレンジしたね。
行きたい場所も 少し踏みとどまって
考えた。
葛藤していたね。
いつも 慣れたことじゃないことも
これからは 経験していかなければならない。
慣れたことだって
絶対に 一回目があったはず。
それが いちばん大変なんだ。
でも そこに挑戦するから
次が できるんだ。
こまめスタッフは
そんな想いで
こまめを進行中。
お菓子くれないと
こまめに 入隊させちゃうぞおぉぉ(笑)。
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