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一歩

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。





見事な雁行!


みんなが見えるように、自然とこうなるのがすごい。



視線の先にいたのは、コガネムシ。


あとで調べたら、センチコガネの仲間だとか。(こんなに綺麗な色をしているけれど、糞虫。)


綺麗〜と注目が集まる。




生き物大好きGくんが、色々な実験をしてみる。



頭に乗せたり、きの枝の上を歩かせたり。こういう時のワクワクの表情って最高!




それを離れた所で見ていたAちゃんは、ニヤニヤが止まらない様子。



この表情を見るだけでも、いつもより気持ちが和らいでいるのを感じられるなあ、と思っていたところで、




Aちゃんが動いた。



「見せてー!」とGくんに伝えたではないか。




今日Aちゃんは、友達のやっている遊びに入り込むことがたくさんあった。


すごくいい顔で。




静かに友達の遊びを見ていることが多いAちゃんだけれど、


大きな一歩を歩んだ一日だったね。




「静かに見えるけど、実はたくさん感じているのだろう」ということが、ちょうど今日の親御さんのノートに書いてあったところだった。


Aちゃんに関わるみんなが、Aちゃんのペースを大事にしているからこその、行動なんだなあ。








こちらは、Cちゃんの後ろ姿。


視線の先には小さな風車がある。




前回は「クルクルがあるねえ。」と視線を外に向けてもらうために私が言って、気持ちを切り替えた。



今日は、自分でこの場所を選び、自分で遠くを眺めて、気づいたら涙が止まっていた。


たった一日のほんの一コマだけれど、ちゃんと自分のものにしていっているんだね。





その後Cちゃんは、竹を両手に持って、色々なものを叩いて音を出してみるという遊びに没頭。ものすごい集中力だった。


1時間以上もやっていたので、このように姿勢を変えながら。笑




そこにMちゃんが来て、「何してるの〜?Mちゃんもやろっと。」と、Cちゃんと同じことをし始めた。





前回、1人の空間に誰かが来ると泣いていたCちゃん、どんな反応をするのだろうと見ていると、


顔を上げて、「一緒だねえ。」とぽつり。それもしっかりEちゃんの目を見て。(写真にはうまく納められなかったけど、ニコっともして。)


さらに、「こまめ、楽しいねえ。」とEちゃんに伝えた。


Mちゃんなら大丈夫、と思ったのかな。




そういえば、朝こんな一コマがあったのを思い出した。



泣いているCちゃんに、Mちゃんが、「ママ2時に来るから、ね?。寂しいよね。」と。


「寂しいよね」と言えるMちゃんにも脱帽。これまでたくさん共感してもらってきた証拠だ。


Cちゃんも、この言葉をちゃんと聴いていたんだ。





まだ、自分から友だちに関われなくても


こうして友だちからの関わりを受け入れる、というのも大きな一歩だね。





朝、名前を呼ばれても返事ができなかったE Iちゃんに「手挙げるんだよ」と、Aちゃんが教えてくれた。



その時は難しかったけれど、


帰りの時間、「楽しかったことを、教えてくれる人?」と聞くと、


手が挙がったE Iちゃん。



様々な形で、きっと伝わってる。


そう感じざるを得ない出来事だったなあ。




小さな一歩、大きな一歩


後退するときもある。


それでも確実に進んでいく子どもたちからたくさんのことを学ばせてもらっている。








今日で最終日だったHちゃんが言っていた。


清々しい表情で、「Hちゃん、こまめたくさん通ったよ!」と。




私が関われたのは半年弱だったけれど、その前からたくさんたくさん通ってきたんだよね。


通った分だけたくさんの「一歩」を進んでいく子どもたちと


過ごせることが幸せ。




たくさん泣いた日も、これから一歩進むために貴重な一日。


涙も鼻水も大歓迎だからね!




今日も素敵な時間をありがとう。

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