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循環

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。



昨日の雨でできた水溜りを発見!


石を投げたり、ジャンプしたり。


道ゆく人が、「わあ、いいねえ。楽しいねえ。」と声をかけてくれる。




そんな穏やかな空気が一変。


ぎゃーっと泣き声が聞こえてきた。


Kくんの大ジャンプで、自分の顔に泥水を浴びせてしまったのだ。


さらに、近くにいたAちゃんのズボンにもかかって、大パニック。



ジャンプをすると水が跳ねる


という当たり前のように思えることも、一つずつ学んでいくんだね。





そんな水溜りに、今度はYくんがやってきた。


「今ね、ホースに水汲んでるの!」と。


ホースの入り口の向きを変えてみたり、手を使ってみたり、その目は真剣そのものだ。



そこにKTくんが登場。


「こっちにもつけてみれば?」と、2つの水溜りをホースで繋ぐことを提案していた。

水溜り1つで、たくさんの遊び方、たくさんの学びがあるね。





今日は、朝の会が終わると「畑に行ってみよう!」と年上チームが駆け出したのだった。



春先からずーっとなり続けているいちごでいちご狩り♪

前までは、「とってとって」「ちょうだい」ばかりだった子が、


「これ、どうぞ」なんて言って、探している友だちに渡している姿を見ると


成長を感じる。


Aちゃんくらいの先輩になると、


自分のいちごを常に口に含みながら、後輩たちにも配って


「ヘタを取るんだよ、できる?」なんて声までかける余裕っぷり。



今日いた子たちはみんな、自分のものは自分で探して、


スタッフに「とってー!」と頼むことがほとんどなかったから驚いた。

夏の暑い頃をピークに、まだたくさんなり続けている四角豆


大きいものは残っていないか、じっくり探す。自分たちで探す。




やっぱり、自分の力でとったものは嬉しいもの。


Tくんはたくさんのお土産に「こんなにとれたよ!」と笑みが止まらない。


私も子どもたちに混じっていちごをたくさん食べた。


子どもたちに、ちょうだい!と言われても「これははなちゃんがとったからはなちゃんが食べる!」と大人気なしに主張する。笑




ずんずんも、


「このちょうだい!」と言われたら、


「じゃあ交換こ」と言ってやりとりをしていた。


社会の仕組みを学んでいる。対価を学ぶ大事なやりとりだ。

「自分のものは自分でとる」


「自分のことは自分でやる」


畑での行動一つで子どもたちの成長を感じたけれど、


誰もが最初から「自分のことは自分で」できていたわけではない。




「できない」「やり方が分からない」「やりたくない」


こまめに来ると、大変なことばかりだ。


でもそんな壁に当たる度に、どうしようか必死に考えて行動する。


そして、時には仲間に助けてもらう。




助けてもらってばかりいた子たちが


気づくと助ける側になっている。


それは、自分のことが自分でできるようになって外に目が向き始めるから。


助けたい、と思える仲間ができるから。






どんな子も必ず、できなかったことができるようになる。


そして、助けてもらったことを誰かに返す時がくる。


それはこまめにきて強く感じることだ。




助けてもらってばかりで、大丈夫?

自分でやろうとしない子にならないの?


そんな心配はご無用!


それはなぜか・・・



今日の写真を見返していて思った。


誰かに優しくしてもらった時、された側の子は必ずしてくれた子をじっと見ているのだ。

その目に焼き付けるように。


Aちゃんは、Dくんにザックを背負うのを手伝ってもらうと、



その後のDくんの行動を全部見ていたのだった。


優しくしてもらったら、嬉しいし


その子のことが気になる存在になる。


その体験をいつか誰かに返す日が来る。




だから、こまめには優しさが循環しているのだね。




今日も素敵な時間をありがとう。





今年も やりまーす!




「こまめ体験会」と「こまめ説明会」




お申し込みは ちらし内の QRコードにて


よろしくお願いします。

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