社会
- はな
- 2月6日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「これなーに?」と聞かれたので
「霜柱だよ。」と答えると・・・

何度言っても「し・も・ば・し」になっちゃうのが超キュート♡
5文字はなかなか難しいよねえ。

触ってみると、「やだー、寒いよ〜。」と言っていたSくん。

その後沢にも入ったようで、「寒いよ〜」を連発していたそうな。
今日は確かに寒い。でも、実際に触れて感じて本物の寒さを体感して欲しいなとも思う。

これだけ寒くても、とにかく興味があるものには一直線!
すごいなあ。

そんな中、お水大好きHくんが「見るだけだよ〜」と言って沢の方へ降りていった。
何事かと理由を尋ねると、「咳が出るからさ。寒いから〜。」と言うではないか。

一年前は、ジャブジャブ入っていたではないか。そして寒さに凍えていたではないか。
その成長がなんだか嬉しいような、寂しいような。
SOくんの遊びも知らぬ間に進化していた。
私が、別の子から枯葉に巻かれた石をもらったので食べるまねをしていると、Hくんが目の前で徐に葉っぱと石を拾って同じものを作り出した。
それだけではなく、完成すると私の目を見て「同じだね」といった具合に差し出してきてくれた。

一年前のSOくんはまだおやこまめ時代だった。はいはいだってしていた。
自分の世界に没頭していたのが、今やどんどん世界を広げている。

なので、とにかく仲間のしていることに混ざりたいのだが、「入らないで!」と言われてしまうことも多々ある。
YちゃんはEちゃんと2人でやりたかったそうなので、「Sくん、だめ!」と繰り返し伝えていた。
すると、それを聞いたEちゃんが「S、だめだよ。あっちにいっててね。」とフォローした。

別の場面でもそうだった。「だめ!」と繰り返して堂々巡りをしていることに自分で気づくと、
「今はあっちで遊んでてね。」とEちゃんは言葉を変えた。
すると、泣きながらもSOくんは向きを変えた。

相手が自分の言うことを聞いてくれない時、Eちゃんは時々手が出てしまうことがある。
それでも、今日は困った場面にぶつかった時に言葉を変えていた。
ものすごく大きな成長だ。
こちらは「赤の人しか乗れませーん」な、列車だそう。SKくんが仕切っていた。
でも、乗りたそうにしている仲間たちを見て

「あ、じゃあ赤の帽子の人もいいですよ〜。赤の靴の人も、えっと・・・こっちならみんな乗っていいですよ」と。(笑)
赤いカッパを着ていないけれど乗りたい仲間たちの気持ちを考えて、
臨機応変に対応しているのがわかる。
今日は14人でのスタートだった。
こんなに大きな丸だったのか・・・!

助っ人スタッフタパさんにお願いした日。
今日の活動を終えて、保護者の方々と遊んでいる子どもたちを見ながら今日の感想を頂いた。
「この子たちは、自由で広い中でその中に秩序があって遊んでいる。子どもたちはちゃんと分かっているね。親御さんたちといるとまた違う。家族といると狭い範囲で守られているからね。」と、言っていたタパさん。
あ、だから親御さんたちといる子どもたちはどこか幼く見えるのか!
と思って感動した。
いつもこまめにいると、この子どもたちの社会に慣れてしまって分からないものだなぁ。
こまめでは、広い土地の中で少ない大人の中で、社会生活を学んでいる。
この中で安心を築いていくのは他ならぬ自分だ。
そりゃあ子どもたちが逞しく見えるわけだ。

困難にぶつかった時、どうしよう?と考え、行動することを繰り返して、
子どもたちはぐんぐん成長している。
私たちも一緒に成長していく。
今日も素敵な時間をありがとう。
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