こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
Iおじさん・・・。
どうしてそんなに渋い表情ができるんだい。笑
綺麗な髭の正体は、これ↓
「覗いてみて!」
「みてみて!Kが見えるよ!」
「お花よく見えるよ!」
竹筒1本から遊びと関わりが広がっていくから面白い!
今日もお馴染みの畑での活動。
同じ活動場所でも、その時のメンバーや天候などによって毎回違った遊びが生まれていく。
今日はいつにも増して子どもたちだけの遊びがどんどん広がっていくように見えた。
気づいたらどんどん人が集まっているところもあれば、
少人数でじっくり遊んでいるところもある。
こんな日は、子どもたちの遊びを邪魔しないようにとにかく観察しようと意識してみる。
ただ、平和に見えるかもしれないけれど、実はプチ争いは多発しているのが事実なのだ。笑
まずは、無言で棒を引っ張り合う男子3人組。
誰も話をしていない。笑
こんな時には「お話してね」とよく伝えるが、誰も手を出さずにただ引っ張り合うだけなので、見守っていると・・・
突然みんなが「ふう〜」となり、終わった。笑
そして何事もなかったかのようにまた遊びだしたのだった。
表情を見ても、みんな野獣モードから通常モードに戻っている。
子どもたちには子どもたちなりのやり方で動いているのだ。
Mちゃんは、Iちゃんのカゴが使いたくて「ねえ、貸して。」と伝える。
だが、Iちゃんは「だめ!」と譲らない。
一度は諦めて「やっぱりこれ使おう。」と別の容器を使おうとしていたMちゃんだったが、どこか浮かない顔をしていた。
「本当にいいの?スッキリしている?」と声をかけようとしたところで、Mちゃんが
「じゃあ一緒に入れよ。」ともう一度Iちゃんに声をかけ直した。
Mちゃん自身で解決できたのだ!
目に涙を浮かべたKくんに歩み寄るSくん。
「かしてほしいんだよね?もう一回かしてって言ってごらん?」とアドバイス。
SIくんが持っていた板が欲しかったが、Kくんは一度断られて心が折れかけていたのだ。
Sくんのアドバイスの通り、もう一度伝えに行くと
「だめ!」の一点張りだった返事が「じゃあ後で使う?」に変わった。
Sくんは一部始終を見ていたわけではなかったが、Kくんの浮かない表情を見て何かあったのだと察して事情を聞いて、行動したのだ。
子どもたちには子どもたちなりの世界があって、解決できるのだ
ということを再確認した出来事だった。
もちろん、お互いに手を出し合うような危険が伴ったら間に入ることはある。
でも、Sくんのように仲間の表情を見ればどう行動すべきか見えてくるはずだ。
大人が介入すれば、強引に争いを止めたり、謝らせることが可能だ。
でもその時に子どもたちはどんな表情をしているか、どうするのが今のその子のためになるかを一度引いて考えてみると、やるべきことが分かる気がする。
まずは観察、観察。
今日も素敵な時間をありがとう。
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