泣くの終わったね
- はな
- 2023年11月28日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「ワン、ツー、スリー!」でネットから顔を出す2人。
最近までアメリカにいたSIくん(左)と、アメリカ人のお母さんがいるSYくん(右)、英語に馴染みがある2人の掛け声がピッタリ揃った瞬間✨

SIくんもまだ5回目、SYくんは2回目のこまめだ。
SYくんは朝からこんな笑顔をだったわけではない。
今朝も「マミー、マミー」と泣きに泣いた。
でも、前回のような激しさはなく、道路に出て母を探して1人で行ってしまうこともなかった。

さらに、目線はすぐに外に向いた。

そりゃ、気になるよねぇ。

水溜まりに、
滑り台。

お水を飲みに戻っても、目は仲間に釘付けだ。

こうなったらもう怖いものなし!
自分から動き出したSYくん。

泣いていた時に見ていたことを全部やる。
インプットしていたものを、あっという間にアウトプットしてしまったのだった。

楽しそうに滑り台をしているSYくんを見て、
D くんが言った。

「はなちゃん、S、泣くの終わったね。」と。
それもにこやかに。
Dくんは直接関わりはしなかったものの、泣いていたSYくんをずっとずっと気にしてくれていたんだ。
新人のSYくんに、まだどこか距離があるのかなと思っていたけど、それはこちらの思い込みだった。

「S、泣いてるね。」と言ったHくんの表情も物語っている。

みんなどこかで気にかけていたんだよね。
だからこそ、SYくんは思う存分に泣いて気持ちを出し切って、自分の遊びに向かうことができたんだろうなぁ。

先輩たちが楽しそうに談笑していたら、
SIくんもそれを見てにこにこしていた朝。

後輩たちは、先輩たちの動きをみてまねし、

先輩たちは、後輩たちが困っていると手を差し伸べる。


このこまめの歴史は、ずっと受け継がれて、繰り返されていくのだね。

子は子をみて育つ!
みんな輝いているなぁ。
今日も素敵な時間をありがとう。
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