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両者の権利

こんばんは。


子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を


引き出すサポートをする


元小学校教員の ずんずんです😊。


昨日は とにかく早く寝たくて


9時間寝ました。


寝る子は 育ちますねw。

交わした 👍サイン。


ふたりのあいだには


こころ通ずるものが あるんだろう。


3歳がやっても なんかカッコイイな。

雪のちらついた 朝(数分だけだけど)。


昨日に引き続き 冷える朝。


でも やっぱり 子どもたちは 元気!


今日も元気に 突っ走る。

今日は やぶの中を 


探検隊が 進んでいく。


子どもたちが ふみつける道は


けもの道 ならぬ こまめ道に。


何周も繰り返して 歩き ふみ続ける。


途中 Sくんの歩みが


ピタッと止まってしまった。

長い草に 足をとられて


進めなくなった


というより


進まなくなった。


泣き出すSくん。

それに いち早く気づいたのが


Sくんと同じ 2歳のHくん。


カンカンカーン


と 踏切のまねをしているようだが


「ここ くぐってみて。」と いうように


道を 誘導している。

Sくんも 来た。


あたしの隣で


「どうしたら いいんだろう。」と


つぶやいた。

Yくんは 走ってきた。


「消防隊が来たよ!助けるから!」


と 勇ましい。


長い草を 消防隊のホースのように


のばしたり 巻いたり。


それで 救助するのかな?

かたい草は ひきちぎれない。


でも それを 踏んで 倒して


Sくんが 歩きやすいように 工夫している。

みんなのおかげで やっと出られたときも


まだ Sくんは 泣いていた。


でも 目は Yくんを じっと見つめていた。


命の恩人 とでも思ったかな。


なにより


だいじな友だちを


助けることを あきらめない。


そこまで 人を 思い続ける


精神の ゆたかさを 感じた。

人は 助け合いながら


進んでいく。

だから 自分と向き合ってくれる


なかまや ともだちが


だいじ。


こまめで いっしょに過ごしている


なかまだから。


そんなことを 感じていたのか


Yくんも Sくんを


助け続けてくれた。

でも 着替えのじかんになると


まったく動かなくなってしまったYくん。


子どもたちは いつも


絵本を読んだり


歌を歌ったりして


まだ着替え終わらない子たちを


待っていてくれる。


今日も そうだった。


が いかんせん


待ち時間が いつもより長い。


ということを


感覚的に 感じたのか


自分たちから 自主的に絵本を片付けはじめ


お弁当の準備も し始めた。


「みんなオッケー!?」と


だれかが 合図をした。


すると


「まだ Yくんが終わってないよ!」という声が。


子どもたちは


おとなのあたしたちが見ても


十分待った。


だから もう先に食べててもいいなぁ


という判断をした。


それなのに


「まだ終わってない子がいるよ。」


と 待とうとする。


目の前に おいしそうなお弁当が


あるというのに。


でも


集団で動いている以上


約束や きまり というものはある。


そして なにより


友だちの だいじなじかんを


奪っては いけないのだ。


はなちゃんが Yくんに


こころ寄り添うサポートをしても


動かなかったので


わたしたちは


子どもたちの 気持ちを十分くみとった上で


ごはんを 食べ始めてもらった。


Yくんは 


どんな状況でも


みんなが 待っててくれると思ったのか


泣いた。


自分のペースがある子を


待っててあげるべきではないか


と 思う人もいると思う。


では


待っててくれている子たちの


気持ちは どうなんだろう。


わたしたちは


少数のものに対して


かわいそう


という レッテルを貼りがちだなと思う。


でも いつでも


両者を 見なければいけないな


と 思う。


両者の権利を 守る 必要がある。

Yくんのサポートは


はなちゃんが ずっとしてくれていた。


他の子たちは あまりしゃべらないで 食べていた。


着替えが終わり 


Yくんも 食べ始めたとき


子どもたち全員の会話が


わっと 広がった。


きっと 待っててくれたんだ。


食べてはいたけど


きっと こころが


しっくりこなかったのかもしれない。


みんなそろって 初めて


おいしく食べ始めたのかもしれない。


だれも Yくんを せかさなかったね。


責めなかったね。


そんな あったかい光景に


あたしたちは


涙が でちゃうのでした。


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