土台
- はな
- 2024年12月3日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
本年度のかもしか小屋2日目
「さよならあんころもち」の一枚。

今日は、中心にいるKくんが「子どもたちだけで!」と言った。
みんなをまとめるかのように、大きな声で歌っているKくんは輝いている。
今日のKくんは朝からイキイキとしていた。
「愛鷹も好きだけど、かもしか小屋がすっごく好き!すぐに焚き火もできるから。」と話すKくんは、0歳のおやこまめから通っているのでもう5シーズン目?!のかもしか小屋なのだとか。
私よりも歴が長いベテランさんだ。

そんなベテランKくんが、みんなに注意事項の話をしてくれるというのでお願いすることにした。

いつものKくんだったら、モジモジしてしまうのかな?と思っていたが、今日のKくんは違った。
モジモジどころか、堂々としており、「ちゃんと目を見て。守れないと、遊べないよ!」となかなか強気だ。
Kくんの話はなかなか多岐にわたって長かったのだが笑、そこに今日参加の子どもたちが全員集まり、長い時間座ってそれを聴いていた。すごいことだ。

Zくんは、Kくんが言ったことを、自分の口でしっかり言った。ちゃんと理解していた。
Zくんもすっかりベテランだと思っていたが、こまめとしてかもしか小屋で活動することは初めてだったはずだ。
Kくんの言ったことは、Zくんにちゃんと伝わっていたね。

「屋根が傾いているから、危ない。その下で遊んではいけない。」という注意事項を体で表した図♡
今日は念願の焚き火は行わなかったが、その後もKくんは大好きなかもしか小屋を堪能していたように見えた。

そして、やってきた着替えの時間。
ベテランのKくんだが、着替えやお弁当はのんびりゆっくりなのがいつものKくん。
だが、やはり今日のKくんは別人だった。
どんどん着替えて、どんどん食べて、片付けて。
あっという間のフリータイム。いつも片付けに費やしている時間が今日は絵本が読めたり、次の準備ができたり。

どうして今日は早くできたの?と聞くと、Kくんは「絵本が読みたかったから。」と言った。
もちろん、それもあるだろう。
だが見ていると、大好きな場所で目一杯遊んで、身体も心もほぐれたというのもありそうだった。
今日はKくんがいつも慕っている最年長のAちゃんがいなかった。Kくんは来る前にお母さんとの会話でそれを把握して来たのだという。
かもしか小屋のことを後輩たちに教えることも、AちゃんがいたらAちゃんがやって自分はお手伝いすると言っていたそうだ。
でも、今日は自分が最年長。
そんな自覚もあったからこその今日の一連の行動だったのかもしれないなあ。

自分が発揮できる環境が土台にあって、その子の自覚ややる気が芽生えた時が、花開くとき。
かもしか小屋に移ると、そんなときをたくさん見ることができる。
まずはかもしか小屋が好きな場所になれるように、そして自分を発揮していけるように、
見守っていきたいと思います。
今年の冬も楽しみだなあ♪

今日も素敵な時間をありがとう。








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