意識
- はな
- 2024年8月22日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
僕たち不安です!と顔に書いてあるような表情の3人・・・
大好きなママやパパから離れて、重たいザックを背負って、寂しさに押しつぶされそうになりながら頑張って歩いているが、
草ボーボーで足元もアスファルトのように平らではなく、石や根が出ていたりつたが邪魔をしてきたりと、過酷な道のりだ。
まだ2歳になりたての3人と、2歳前のSOくん。
今日は10人中4人が1歳児だったのだ。
先輩たちはなんの事なしに突き進む道だが、経験の少ない1歳児たちにはこのように草が垂れているだけで、壁に感じるのだろう。
それでも1本ずつ草を動かしながら、1歩ずつ足を動かして進んでいく。
大人が手を引いたり、草を避けてあげれば簡単かもしれないが、様子を見ながら近くで見守っているとこんな風に自分の足で歩くことができる。
根気強さが試される。
ザックを背負って一度立ってしまえばいいが、立ち上がる時がまた大変💦
今日もたくさんの場面で苦戦していた2歳たち。
今日もそれぞれのアプローチの仕方で、困っている子に寄り添ってくれた先輩こまめたち。
朝の会の後、出発するときになかなか立てずにいたSOくんがいた。
今日の人数は10人、一人も置いていくことはできないから、みんな自分の支度が終わっても出発しようとはせず、SOくんを待っている。
ザックを持ち上げようとしてあげたり、
手を引いて立たせようとしてくれたり。
叱咤激励するEちゃんも。笑
それでもなかなか立ち上がることができないでいた。
これはSOくんも立ち上がろうとする意欲がないと難しい。
SOくんは重さにやられて戦意喪失中だ・・・💦
そんな中でもたくさんの子が関わってくれて、最後まで関わり続けてくれたのがSIくんだった。
そして、SOくんもSIくんの気持ちを感じたのか、助けてくれるSIくんをじっと見つめていた。
助けてもらったことは忘れないのだろう。
繰り返し、やっていけばいつか自分でできる日がくる!そう信じて見守るよ。
少し前まで、SOくんのように立ち上がる時に戦意喪失していたHくんは
最近自分で立ち上がることができるようになった。
今朝はSKくんに助けてもらったが、Hくんに立つ意欲があったから立ち上がりはスムーズだった。
そして、やはり助けてもらったあとは助けてくれた相手目に焼き付けてるように、じっと見ていた。
助けてあげたS Kくんも嬉しそうだ。
助けてもらうには、お互いの協力なしには成り立たないのだよなあ。
Hくんも少しずつ、気持ちが変化しているのだ。
昨日の成長日記にもあったが、
「貸して」と言えるようになったけれど、言った後に相手の返事をもらってから行動する事が難しかったHくんが、今日は違った。
Eちゃんの持っている棒が欲しくて「貸して」というと、
無理矢理奪おうとはせずに「どうぞって言ってよ〜」とEちゃんに催促する言葉をかけていたのだ。
そして、「だめだよ」と言われて引き下がった。
「どうぞって言ってよ〜」の発言には笑ってしまったが、昨日の今日でこんなにも変化があったことに驚いた。
Hくんが相手の返事を聞こうと意識して、昨日の自分を変えようとしていることが伝わってきた。
自分の行動を変えるには時間がかかるが、必ず変えることができると思っている。
ただそれは「変えようという意識」があって行動していく事が必須。
大丈夫。今できないことも、必ずできるようになる。
それを信じて見守るからね!
今日も素敵な時間をありがとう。



















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