結束
- はな
- 2024年2月9日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
焚き火を囲んでみんなで談笑している。
これがまさか全員2、3歳児だとは思えないだろう。笑

話している内容はというと・・・
「Dくんまだかなあ。」「Dくん遅いねえ。」と、Dくんの話で持ち切りだった。
Kくんが誰かと電話していたので聞いてみると、
「Dにいつ来るか聞いてたの。もうすぐ来るって言ってた。」だそう。笑

Dくんは用事があって遅刻予定だと、朝の会で伝えると、みんながそれを覚えていてDくんが来るのを心待ちにしていたのだ。
Dくんの遅刻に加えて、今日は最年長のTくんも不在の日だ。
いつもはTくんがやってくれる焚き火の番を、今日はSくんやYくんが行っていた。

前回、トングを片手に動かなかったSくんも、今日は積極的に動く。
振り返りでも、「焚き火に葉っぱを入れたのが楽しかった。」と言っていたくらいだ。
今日は自分たちがやらないと!と思ったのだろうか、いつもはあまり見ない光景が焚き火周辺で広がっていた。

一人で折れなそうにしていると、「2人の力でできるよ!」と、自然に助け舟が渡る。

焚き火の終わりかけだったけれど、Mちゃんはトングを持って火に近づいた。
「Mちゃん、トングでできたよ。」と自分から教えてくれたのだった。

そうこうしているうちに、お待ちかねの・・・・

「Dが来た!!」とKUくん。
「待ってたよー。やったー!!」と飛び跳ねて喜ぶKMくん。

こまめのアイドルDくんの登場に、一同列を成す。
出待ちをして待ち焦がれたファンたちよ。笑

どこまでもついて行く。

「Dどこに行ってたの?遅かったじゃ。」と大人のような口調で話しかけるSくん。

「今日のお休みはいないんだよ。」と、Dくんに教えてあげる子もいた。
「ここは触ったらあっちっち。」と、朝の会で確認したことを、Dくんに伝えたのはIちゃんだ。

みんな、Dくんのことが大好きなんだ。
毎日こまめにきてくれているDくんだから、いないとどこか欠けているような感じが、私もする。
みんな、Dくんが来たことでどこか安心しているように見えたなあ。
2歳で親元を離れて、こんな寒空の下で野に放たれて笑、
こまめに入ったばかりの時はどんなに過酷なことだろうか、と想像することがあるけれど、
ここにはその大変さを乗り越えた仲間がいる。

こまめの子たちの仲間を想う気持ち、結束力はすごいぞ!!
今日も素敵な時間をありがとう。








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