継続
- はな
- 1月24日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「まあるくなあれやろう。手ぇ繋ご!」
Iちゃんが差し出す手が、強くて、優しくて、温かい。
奥で一緒に声をかけるZくんの表情も、すっかりお兄さんだ。

「F。」と言葉は少なめだけれど、Sくんの手のひらからも優しさが溢れ出ていたなあ。

こういうのを見ると、「卒こままでもうすぐだもんんなあ」、としんみりしちゃう。
SくんはFくんを終始気にかけてくれていた。
FくんがSくんの様子をやりたそうに見ていたら「ここのっていいよ。」と声をかけ、

Fくんの表情を読み取って「先頭がいいの?いいよ。」と場所を譲る。

こんな風に接することができるようになったんだなあと、またしんみり。
からの・・・

えええ?!?Sくん?!?
バケツの水をひっくり返したー?!?
ズコーッ

こういう部分もあるのがSくんの愛おしい一面だからよしとしましょうか♡
これは、先週のYくん。

↑参考までに。
そして、これが今日のYくん。

お水の入ったバケツを、満面の笑みで1人運び始めたのだった。

これはもしや・・・またひっくり返してしまうのか・・・
一瞬先週の出来事が脳裏をよぎったのだが、今日のYくんの顔はなんだか違った。
「僕、できるよ!」そんな表情で運び切ったYくんは、やっぱりお水をこぼさなかった。

それどころか、「火、ボーボー!」と言いながら、次は焚き火台のカバーに手をかけたではないか。

Yくんはきっと先週ひっくり返したことを覚えていて、もう一度お水を汲んできてくれた仲間たちのことも見ていたのだろう。
今日は焚き火をするためにお水が必要ということを理解した上で、運んでいた。
今日は「焚き火やりたい!」とAちゃんが言ってバケツを準備していたのだが、
Aちゃんもまたすごかった。

お水で重たくなりすぎないように、少なめにお水を張っていたのだ。
前回もそうだったので、偶然ではなさそうだ。
Aちゃんもよく考えての行動。
2人の連携プレーでできたことだ。
時間が空いても、ちゃんと前回のことを覚えている。積み重なっているんだなあ。
SIくんが、今日一番初めに遊び始めたのがお店やさんごっこ。
「いらっしゃいませーどれにしますかー?」「コーンスープです!」

あれ?コーンスープ・・・
確か前回SIくんがいた時に、先輩たちがおままごとで作っていたものだ。
前回見ていたことを、今日アウトプットするのか!
時間が空いても、しっかり自分の物になっているのだなあ。
Fくんもそうだった。
今日のFくんは、前回までと違って全然泣いていない。
実は前回泣き止んでから「もう泣くの終わったの?もう泣かないの?」と聞くと「うん」と答えていたのだ。
家でも「もう泣かないの?」と聞かれると「うん」と答えたそうだ。

「もしかして、前にもう泣かないって言ったから、今日は泣いていないの?」と聞いてみた。
すると、はっきりと私の目を見て「うん」と言ったFくんだった。
その目は本物だと思った。
Yくんといい、SIくんといい、Fくんといい、
前回のことを生かして、今日を過ごしていたことに驚いた。
こんなこともできちゃうのか。2歳の力、恐るべし。

継続は力なり、ですね。
日々の積み重ねを大事に大事に。
今日も素敵な時間をありがとう。
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