自覚
- はな
- 2月13日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「見てー!きのこの匂いがしたよ。」とMちゃんが見せてくれたのは、木の枝にびっしりとついていたキクラゲの仲間。

「ムニムニする〜」とAちゃん。
「レーズンみたいな色、中が濡れてるよ。」とMちゃん。
見て触って匂いを嗅いで、何も教えていないのに観察の視点が完璧ではないか。
知りたい!というその探究心が、自然とそうさせているのだなあ。
タパさんが捕まえてきた、でっかいモクズガニ。
子どもたちからの「見せて!」「置いて!」コールが止まらない。

普段なかなか見ないサイズのカニに、興味津々。

「カニを採りに行こう!」ともう一度沢に向かった子どもたち。
でも、タパさんだけが対岸に渡ってしまった。
さてどうするか・・・

おお!Mちゃんが行った。
石を渡りながら、足が届かない場所では躊躇なく入水して。

誰かが突破口を開けば、その道は拓ける。
どんどん後続の仲間たちが渡り始めた。

集団でいると、誰かが必ず突破口を開くことになる。
なんだか、社会の縮図を見ているようだ。

困った時は、助け合いの精神。
2歳同士の友情で成り立つ社会。

Fくんも、自分の意思でどんどん進む。
なかなか深い。
かなりの冷たさでも、興味が勝る!

SくんとKくんは、棒を手に水を掛け合い大はしゃぎ。
でも、2人とも絶妙な距離を保って怪我しないように遊んでいるのがよく分かる。

Sくん「K、それ長いから少し折って。」
Kくん「棒と棒でやればいいんだよ。」
こんな風に、どうすれば安全に遊べるのか2人で会話をしながら調整していたのだ。
途中でケンカになることが多いこの2人だが、今日はお互いに思っていることを伝え合い、遊んでいた。
それだけ楽しくて、やめたくなくて、そのためにはどうしたらいいのか考えていたのだろう。
上手くなったものだ。
そんな2人の姿を見て、SOくんも棒を拾ってきた。
SOくんの場所を空けて、「SOも棒持ってきたね」と言うSIくんの表情は穏やかだった。

誰かのために動く時のSIくんの顔つきは、もうすっかりお兄さんの顔。

「もうすぐ幼稚園生だから!」と言っていたZくんの言葉からも、卒こますることを自覚していることがよく分かる。

もう2月も半ばだ。
それぞれの自覚が、顔つきや言動に表れている。
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